rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

EC4クール、通院日

投与から2週間目の通院日。

受付を済ませてまずは血液検査。今日もすごい混みようで、50人待ちの45分待ち。「木曜日が一番混むんですよ。」と、針刺し専門看護師さんが言っていた。

外科外来に戻ってしばし待ってるうちにお昼近くなり、看護師さんが一人ひとりにおおよその診察時間を口頭で伝え始めた。「rosaさんは3人目だからこのまま待っててくださいね。」と言われて告げられた時間から、さらに30分ほど待って呼ばれた。ドクターたち、この調子だと、多分、昼休みなしのノンストップ診察なのだろう。いやはや、大変。お疲れ様です。

「どうですか?お変わりありませんか。」

カルテの表紙にメモが貼ってあった。「抗がん剤FECの治療を終了して次回からはハーセプチン云々・・・」という感じかな。ここの看護師さんたちは、本当によく気が付く。診察を素早く進めるための工夫なのだろう。

「特に変わりありません。大丈夫です。」

「今回の血液検査の結果、白血球は2400ですね。今回は注射はしなくても良いでしょう。抗がん剤が終わったので、これ以上下がることもないですしね。」

おおっ。今回は無罪放免!!3回とも毎回、白血球アゲアゲ注射(グラン)を打たれていたのに。今回が一番戻りが早かった。

「次回からはハーセプチンですね。何か質問はありますか?」

「いえ、特にありません。」

「そうですか。ハッハッハッ。ハーセプチンは初回だけ熱が出たり、頭が重くなったりしますがね。ほとんど副作用の心配はないですよ。気持ち悪くなったりもしませんから。」

長時間待たせたのに、ろくに話もしないで帰すのは申し訳ない、というドクターの気遣いからか、なぜか笑顔。私は他の患者さんに申し訳ないし、さほど話すことも無くて無愛想?

ハーセプチンの初回は1泊入院ですが、次回からはどうしますか。」

「次回からは日帰りでお願いします。」
と、前回と同じ内容を確認して終了。ドクター、お疲れのはずなのに、今日は笑顔、笑顔。私もようやく抗がん剤が終わり、次回からはかなり気楽〜、と思うと、笑顔、笑顔。

病院の外に出て、ルンルン♪スキップしたいくらいの軽やか気分になった。

☆   ☆   ☆

外来の待合室で手術入院の時に知りあった、Kさんとお会いした。退院後の病理検査結果を聞きに来た時にばったりあって以来だから、7ヵ月ぶりくらいだろうか。

彼女には、抗がん剤治療に入る前に、メールで親知らずの治療についていろいろ教えてもらったのだ。それ以来、メールでの連絡も途絶え、私も気にしていたが、彼女も気にしてくれていたらしい。

「夫の会社が震災でかなり壊れちゃって。元の状態に戻るまで、東京の本社勤務になったの。こっちの部屋はそのまま借りてて、今は東京から病院に通ってるの。病院変わるのも面倒だし、いずれはまた戻る予定だからね。」ということだが、彼女もご主人も奈良出身。いろいろ大変なのだ。

彼女は全摘なので、放射線治療もなく、ホルモン療法のみ。私のことは、以前待合室でバッタリ会った、KさんやSさんから聞いていたとのこと。「Sさんが、すごくパワーをもらったって言ってたよ〜。」なんて話してたけど、あらら、私ってそんなにパワフル?乳がん患者は素敵な人が多いなぁ。

「がんばろうね♪」と手を振って別れた。再発せずに元気でいようね、という思いが込められた別れのひと言。患者の思いはみんな一緒だ。