rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

「Ki-67の値は問わない」ですって?

Ki-67のことをいろいろ調べていたら、意外なことを発見した。
2011年3月に開催された第12回ザンクトガレン国際乳癌カンファレンスで、乳がんのサブタイプ分類の仕方が変わり、私のような「HER2陽性でホルモン陽性」のタイプは“ルミナルB(HER2陽性)”となった。

週間日本医事新報の 乳がんインフォームドコンセントガイド 追補 というサイトにこんな記述があった。

“ルミナル B (HER2 陽性)”

ER、PgRのいずれかあるいは両方陽性
Ki-67 の値は問わない
HER2強発現あるいは増幅あり

内分泌療法と抗HER2療法のいずれも適応となりうる

なぁーんだ。
私のタイプの場合はKi-67の値は問わないんだ。ホルモン療法とハーセプチンと、適応が決まってるからなんだな。それでドクターは言わなかったのかも。まぁ、聞かなくてもいいことなんだな、と納得した。

さて、調べているうちにYahoo!知恵袋でこんなQ&Aを見つけた。
質問者はハーセプチンとホルモン療法を医師から勧められているが、「抗がん剤はしなくても良いのだろうか?」と不安に思っている。
回答者は乳腺外科の医師のようで、以下のように答えていた。

サイトはこちら

ガイドライン保険診療とも抗がん剤を併用することを勧めています。保険診療では抗がん剤と併用しなければいけないと明記されています。それは日本人の臨床試験のデーターは、(貴方の様な早期乳癌でハーツー陽性の癌のハーセプチンの効果を調べた調査です)以下の様に行われました。まず全員抗がん剤を投与し、その後1年間3週毎にハーセプチンを投与した患者さんを対象としました。ホルモン療法はする人しない人どちらも含まれています。ですのでハーセプチンのみを投与した臨床試験はないというのが事実です。ですので、ガイドラインでも保険診療でも全員抗がん剤併用をすることになっています。

しかし、最近、静岡がんセンターから出された研究結果がヨーロッパの非常に権威のある学会で発表されました。あなたのようなハーツー陽性で、ホルモン感受性有り、リンパ節転移なし、2cm以下の大きさの癌では、ハーセプチン抗がん剤も投与しないでホルモン療法を5年間することで十分効果があったとする内容でした。荻谷朗子先生の論文です。
(中略)
ただし、保険審査で査定を受ける可能性があります。私の県では査定を受ける可能性があり、そうすると病院にも患者さんにも経済的損失が生じます。その治療が保険診療に合致していないとして問題になることがあります。高額医療の還付とかで問題が生じる場合があります。
(中略)

補足
(ホルモン感受性・強陽性の場合)
ガイドラインにそった治療をすれば非常に良く治るタイプと思います。予後は良好です。
10年生存率90%〜95%だという印象を持っています。

保険審査の問題があったよう。私の通う病院では「うちの病院ではハーセプチン単独投与は出来ません。抗がん剤投与してからハーセプチンです。」と最初にドクターから言われた。抗がん剤投与しなくても大丈夫、と医師が勧めるなら大丈夫なのでしょう。