次男の高校の三者面談に出掛けた。
入学直後の三者面談で、保護者の車の違法駐車があまりにも多かったために、その後は「自家用車でのご来校はお控えください」と高校側から要請があり、以来ずっと電車を乗り継いで行っていた私。
今回の面談は三年生のみで、次男のクラスは私ともう1人だけだというので、かなり久しぶりに車で行くことにしたのだ(寒いし、雪だし)。
しかし、ひどい方向オンチで運転にも自信がない私。(バイパスに乗ってどのヘンで下りるんだっけ?)(帰り道、バイパスにどこから合流するんだっけ?)などなど不安要素いっぱい。
おまけに、次男の高校は数年前に自然豊かな環境に移転したせいで、田んぼのど真ん中に建っている。パーキングへはどう行けばいいんだか、帰りはどっち方向に出るんだか、すっかり記憶は無くなっていた。
というわけで、出発する時点から心臓はドキドキ。最近はホルモン剤の副作用なんだか、よくわからないけど、動悸・息切れがする。体調のせいもあってさらにパニクるのか?
やってしまった。
バイパスから下りる場所を間違えて、かなり手前で下りてしまった。
「あれ?この建物、次男の高校じゃない?あたし、ぼーっとして見逃した?」と、かなり焦って慌てて左折。しかし、その建物には「ペット斎場」と書かれてあった。あちゃー、どこが高校じゃ〜。またまた慌てて元の道路に戻る。この時点で心臓はもう異常なほどバクバク!
おまけに、今日は道がとっても混んでいた。余裕を持って出掛けたのに、面接の予定時刻に間に合わなかったら・・・と思うとドッキドキ。
高校に着いた頃には息も絶え絶え・・・。はぁぁ〜。こんな失敗する人いないよなぁ〜(恥)。時間はちょうど5分前。
「そっかぁ。僕が試験中にパニクって失敗するのも、お母さんからの遺伝だよなぁ。話を聞いてるとよく似てるわぁ。計算ミスが多いのも、オッチョコチョイなのも。」
そのとおり、でございます。本当に申し訳ないくらい、私からの遺伝だわ。苦労掛けるね。
「先生、多分、講習やってるから。」と、指定された教室の前でしばし待つ私と次男。数分過ぎた頃、がらりとドアが開いて、「なんだ、いたの?教室の中でずっと待ってたんだよ。」と先生びっくり。講習ではなかった。
「まったく〜、○○○はいっつも〜。ちょいと心配だよね。受験ではミスるなよ〜。」あらら・・・天然ボケぶりは、やはり私に似てる。
次男の担任の先生は、俳優の玉木宏に似た感じのイケメンだ。スマートでカッコイイけど色気はない。なのでどこか安心出来る(?)。イケメンじゃないのに妙な色気がある男性もいる。色気って不思議。
ホルモン療法を始めて、自分からすっかりフェロモンが抜けたような感じがする私。それで、(人の色気って何なんだろう。)と面白がってる。不倫なんかも色気が呼ぶのだろうか。
おっと。イケメン先生を目の前にして、おバカなことを考えてしまった。
帰り道もやはり途中で気持ちに迷いあり。後ろのトラックにはクラクションを鳴らされ、合流地点ではモタモタしまくり。はぁぁー、どっぷり疲れまくった。