rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

これがホットフラッシュ?!

乳がんの中には、女性ホルモン(エストロゲン)の働きでがん細胞が増殖する「ホルモン感受性乳がん」があり、全体の6〜7割を占めている。このようなホルモン感受性乳がんに対しては、エストロゲンの作用を抑えることで乳がんの増殖を抑制する「内分泌療法(ホルモン療法)」が有効
なのだそうだ。

私もこのタイプだったので、手術後3日めから、さっそく月1回の皮下注射(お腹の脂肪にブスッ)と、毎朝1回の飲み薬の服用が始まった。

皮下注射はゾラデックス、飲み薬はノルバデックス。女性ホルモン、エストロゲンの作用を抑制する、ということは、すなわち、更年期と同じような状態に持って行くわけで、当然、副作用もあるわけだ。しかし、その副作用を止めることは難しいので、「なるべく我慢しましょう。」などと言われることも多いのだとか。

身体の症状だけでなく、イライラや気分の変調、落ち込みなど、メンタル面で苦しい思いをする人も多く、ひどい場合には専門医の治療を受ける場合もあるのだそうだ。

入院中に薬剤師さんから説明を受けた時は、ノルバデックスの副作用として、「視力低下、ものが見えにくい、目がかすむ」「足が腫れて痛い、歩くと痛みが増す、息苦しい、しびれる」などが多い、という話だった。
ゾラデックスの方は、「ほてり13.6%」が一番多いようで、全体的に見て副作用27.7%と、なかなかの確率だ。それほど気にすることもない、という話しぶりだったけど・・・。治療開始から2週間を過ぎた頃から副作用は出てくる、と何かで読んだ。

職場復帰1日目の夜のことだ。
寝ていて夜中に、急激にカーーーッと暑くなり、いきなり汗をかき、おまけに動悸もした!
(えーっ、なにこれ?)と、びっくりして目が覚めた。
その夜はずっとそんな感じで、少しうとうとしたかと思うと、カーーッとして暑くなり、汗をかいてドキドキ。そんなことを何度か繰り返した。

全然、寝た気がしない。ホットフラッシュのせいで熟睡出来ない。これからもこんな感じが続くのか?と、思うと、つらくなる。心身の変調?はぁー、大丈夫なのかしら私・・・。と、不安感も広がる。目の下にはクマが出来ていた。

翌日も仕事。
疲れているはずなのに、前日のホットフラッシュの恐怖から、なんだか眠れない。少しだけの浅い眠り。翌朝、やはりクマが出来ていた。(夕方飲んだコーヒーも良くなかった。)

翌日(昨夜)は、よく眠れた♪ホットフラッシュは夜中に一度だけ。でも、こんなものなのか、と思ったらわりと大丈夫になった。

☆   ☆   ☆
振り返ってみると、職場復帰1日目は、かなりストレスを感じていたのだな、と思う。何しろ、私担当の仕事が山積みで。手術後は重いものを持ってはいけないのに、重いものもバンバン運んだ。
職場復帰3日目(昨日)は、先輩2人が私の仕事のサポートに入ってくれて、たまった分をかなり片付けることが出来た。少し、見通しがついてほっとして、休憩時間も笑いが多くて和気藹々。仕事場でも、わりとよく動けるようになったし、安心感が出てきたのだと思う。辛い状態も、慣れれば何とかなりそう?

★お腹は快調♪♪
私はもともと、下痢しやすい体質。こういうものも女性ホルモンが関係してる、と何かで聞いたことがあった。ホルモン療法を始めてからというもの、全然お腹が痛くない状態で、トイレに行くとストーンと出てすっきり!なのだ。お腹スッキリ、おお♪というくらい、快調。得した気分。
★私は痩せた
入院時より約2kg減量した。「ホルモン療法を始めると太る」という記事をたくさん目にしたが、私はなぜか痩せた。入院時からずっと、野菜中心の食事を心掛けていたこともあると思うが、「甘いものを以前ほど食べたいと思わなくなった」ということも大きいかも。甘いもの大好き、というのも、女性ホルモンが関係しているのかも。
約2kgとはいえ、ジーンズはブカブカでお腹周りはすっきり♪身体が軽い。のぼせや動悸で痩せたのかも知れないけど。

フェロモンのフェの字も出ない、という方向に向かっているわけだけど、悪いことばかりでもないのかも。やたらと不安にとらわれるより、慣れて何とかなっていくほうを選びたいな。