rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

がんの治療は抗がん剤が主流、は変わらないのか?

放射線治療も今日で18回終了。あと7回、という所まで漕ぎ着けた。

2回目乳がんの治療も終盤に差し掛かった。

ホルモン治療(アナストロゾールの服薬)や経過観察などはこれからも続くが、普通の日常生活に戻れるのはありがたい。

 

昨年の4月から始まった2回目乳がんの治療。

乳がんを告知されて、すぐに術前化学療法が始まった。やるのやらないの、などと言ってる場合ではなく、抗がん剤治療のベルトコンベヤーにいきなり乗らされた感じ。

 

抗がん剤治療は副作用の吐き気どめの薬が開発されてて、12年前とは大分違うと思いますよ。」「副作用が軽い人も増えてますよ。」「医学は進歩してますから。」

そんな話を看護師さんから聞いて、ちょっと楽な気持ちで抗がん剤治療の扉を開けた。

 

そんな甘い気持ちは、あっという間にぶっ飛んだ。特に、抗がん剤ドセタキセルが始まった8月からは辛いことの連続で、終わった後も副作用に苦しんだ。

 

抗がん剤EC療法の時の吐き気どめの薬は、12年前と大して変わっていなかったように感じた。抗がん剤の種類はかなり増えて、組み合わせ方も色々あるので、選択肢は増えたのだろう。3週間に一度の点滴投与も、2週間に一度というタイムスケジュールになったり、患者さんの状況に合わせてパターンがあるようだ。

 

分子標的薬も増えた。私が12年前に経験したハーセプチンは副作用も少なく、長期間ではあっても治療を受けやすくてありがたかった。しかし、昨今の分子標的薬は副作用も強く大変そうな感じ。

 

何かもっと違う治療はないのかな?その人の遺伝子の型に合わせて個別の治療をする、とか。結局、副作用の強い薬物療法しかないのか。

 

手にとってみたのは、近藤誠氏の本だった。

コロナ禍、ワクチン、免疫の力についての記述が多かった。免疫についてはなかなか難しい。私が知りたいのはそういうことじゃなくて...と、ブックオフで見つけたのがこの本。

この本を読んで、「まずは自分の本来の体を取り戻そう。」と思った。

P176 84歳の現役ホスピス医・小野寺時夫医師の言葉

抗がん剤をあれこれ打たれて、ボロボロになってホスピスで亡くなる患者さんがいちばん悲惨」

抗がん剤治療を受けて後悔している人はたくさんいます。逆に『受ければよかった』と後悔している人は、ひとりもいない。受けない患者さんは副作用で苦しむことがなく、経過もわりと平穏ですから」

抗がん剤以外の画期的ながん治療が、この先進化するように願うばかりである。