rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

放射線科・初診

乳がん温存手術後の放射線治療を受ける病院に行ってきた。私が通院している病院では、放射線治療は外部の病院で受けることになっているのだ。

先日、地図を見ながら車で行き着けなかった場所。案の定、途中で迷路にはまったかのようになり、何度もグルグルグルグル・・・。(泣)

15分ほどして、(まさかこんなオンボロアパートの方じゃないだろう。)と、思った所に行って見ると、目の前に出現した!「ここってわかりにくいのよねー。迷う人も多いみたい。」と、看護師さんが言っていたのも頷ける。

8月にオープンしたばかり、という病院は、広くてゆったりしていて、とてもきれい。時間がゆったりと流れている。完全予約制なので、待ってる人もほんのわずか。

診察室に入ると、白髪のゆったりした感じの医師が、放射線治療について、詳しく説明してくれた。看護師さんたちも全員おばちゃん。なんだか、癒される(笑)。

放射線治療の副作用については、消化器系ではないので宿酔もないだろうし、頭部に当てるわけでもないので脱毛の心配もない、とのこと。

乳腺の場合は、皮膚がやけどのように赤くなったり、黒っぽくなったり、皮膚がカサカサになったり、硬くなったり、ということが多いのだそうだ。完全に柔らかい元の状態に戻るまでには、数年掛かる、とのこと。

「白血球減少などを抑えるために、アンサー20という皮下注射をします。これは丸山ワクチンを濃くしたようなもので、放射線治療の場合は保険適用になります。あと、セファランチンというお薬の服用もおすすめします。」
という、医師の話には驚いた。

「オープンしてから、何人もの患者さんが卒業して行ったけど、具合が悪くなった人はまだいないわよ!仕事しながら通ってるような人が多いし。」
という、看護師さんの話にも勇気付けられた。

しかし、晩期有害事象のひとつ“2次発癌”について医師が語った言葉は重かった。

「これは20年とか25年後の話なので、あまり神経質になることもないです。確率的にも低いですが、癌というものの性質上、どうしてもまた出てくるようなことは多いのです。」

他のブログでも、放射線科の医師から同じような話をされたという記事を読んだことがある。外科医はあまりこういうことを言わないようだけど。

重いけど事実なんだな。癌は甘くない。治療が大変なのも、撲滅するのが困難だからこそなのだ、と思う。

今回は、CTをとって、治療のためのマーキングをされた。(体に落書きされたみたい。)

次回は、「骨シンチグラフィ」検査と、初めての照射だ。骨シンチはなぜしないんだろ?と思っていたら、通院している病院に機械がないから、という単純な理由だったらしい。この病院には、放射線関係の立派な機械がたくさんあるのだそうだ。

骨シンチ、時間(とお金)が掛かるなぁ。放射線治療も25回通わないといけないし。(5週間!!)お金が大変だ〜。