rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

組織生検の結果

先日の組織生検の結果を聞きに行って来た。

まずは、待ち時間の間にCT検査。

46才にして、人生初のCT検査である。造影剤を使うので、アレルギーの有無を聞かれ(喘息の人は造影剤は使用不可)、承諾した後、検査が始められた。

「では、これから、造影剤を入れますよ〜。ものすごくカーッと体が熱くなるので、びっくりされるかも知れませんが、少しの間、我慢してくださいね。驚かれると思いますが。」と、看護師さんから説明された。

いやはや、本当に、内臓からカーーーッと熱くなって、びっくり!肛門の辺りまで、カーッとなったのだ。こんな状態で、私の内臓は内部まで画像として撮られてしまうのね。

「造影剤はオシッコになって排泄されますので、心配いりません。水分をよく摂ってくださいね。」と言われて、検査室を後にした。

昨日も乳腺外科外来はめちゃめちゃ混んでいた。
午後3時半の予約だったのに、呼ばれたのは午後5時半頃だった。

診察室に入るとドクターが、「この前の組織検査の結果が出ましたよ。」と、カルテにはさんでいた紙切れを取り出し、見せながら話をしてくれた。

「癌のステージ(病期)はⅠ期、早期ガンですね。」
「核異型度はやっぱり高いんだな。」と、ぽつりと言ったのが気になった。「乳頭腺管癌」ともあり、(帰ってからネットで調べよう。)などと考えた。専門用語がズラーッと並んでいて、下の方に日本語で説明が書いてあった。

「浸潤性乳管癌、です。」

Ⅰ期の浸潤性乳管癌
・・・この結果に実は幾分、ほっとした私だった。

「さて、問題は、病変部の広がりについて、です。それで今日、CTを撮ってもらいました。」
マンモグラフィの石灰化部分ですが、しこりの部分以外に、下の方にも点々とすこーしあるんですよ。それが気になる。」と、ドクター。どこからともなく、ベテラン○○医師も現れ(手術着だった)、ドクター、私、ベテラン○○医師の三人は、マンモの画像に顔を寄せ合った。

ベテラン○○医師がCTの画像を早送りで動かす。
「あーっ、これだ、これだ。うーんと・・・違うんじゃない?これ、癌じゃないと思うぞ。」と、私の胸をじっと見て、
「この、乳輪のところの傷は?手術したの?」と聞いてきた。
「25才の時、乳房の良性腫瘍で手術したことがあります。しこりが大きくて(5×8cm)。」と言うと、
「あー、手術痕ね!じゃ、大丈夫だ。」と一言で納得。
しこりを取り除いて穴になった部分を、「内部をきれいに縫い合わせて、美しく仕上げたからね。」と、当時の執刀医が言っていたのだった。そういうものも、石灰化のようにうつるのか・・・。

「CTの画像で見る限り、肺、肝臓、腎臓などの内臓に疑わしい所見はないようです。良かったよ〜、転移とかあったらマジ大変だよ〜〜。」と、ドクター。後半、急にタメ口になるあたり、お疲れなんだな、と思った。ちょっと素の顔が見えた感じ。

私の前に手術の説明を受けていた人は、30代くらいの女性でお姉さんらしき人と一緒だった。説明時間がかなり長くて、私よりも深刻な病状なんだろうな、と思われた。外来の患者を診るだけでも大変なのに、ガンの手術を受ける人には丁寧に納得してもらえるような説明をしなければならず、言葉も選ばなければいけない。外科の医師は大変な仕事だと思う。

さぁ、問題は全摘出か、温存か?!
(長くなったので次回へ)