rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

ハーセプチン最終回!ありがとう!

18回目のハーセプチン無事終了。
一泊入院して帰る時、ナースステーションで挨拶をしていたら、看護師さんたちが全員集合してくれて、「rosaさん、今までお疲れ様でした。これ、みんなからです。思い切りひっぱってみて。」と、手作りの小さなくす玉(片手で持てるくらいの大きさ)を渡してくれた。思い掛けないことでビックリ。

「わぁー、なんだか恥ずかしい〜。」と言いつつ、嬉しいサプライズだった。ここの病院の医療スタッフはステキな人ばかり。本当にありがとうございました。

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昨日の朝、病院に着いてエレベーターに乗ろうとしていたら、病院受付で会計の方が呼んでる名前が耳に飛び込んできた。聞き覚えのある名前・・・まさか?と思って会計に向かったら、同病(癌友、という言葉はあまり好きじゃないけど)のKちゃんだった。思わずハグし合う2人(笑)。

同時期に手術入院してたまに連絡を取り合っていたものの、ハーセプチンの治療が始まってからはご無沙汰していた。彼女とは不思議と縁があるようで、病理検査結果を聞きに来た時も一緒になったし、大震災のあとも待合室でバッタリ会ったりしていた。

彼女は全摘後ホルモン療法のみ。今も月に一度通院しているとのこと(ゾラデックス注射とノルバデックス)。治療のタイミングも違うのに、なぜか良く会う人なのである。抗がん剤治療に入る前に、親知らずの治療のことを教えてくれたのも彼女だった。

ハーセプチン、今日で終わりなのね。おめでとう!!今度またゆっくりランチでも行こうね。」と言って別れて、治療の合間に何度かメールのやりとりをした。あの頃知り合った人たちもみんな元気そう。良かった。

ハーセプチン最後ということで、今回の入院は検査がいろいろあった。

心電図、レントゲン検査(一般撮影・肺)、マンモグラフィ、CT、心エコー、循環器内科受診。その間にハーセプチン点滴。それでも午後3時過ぎには全部終わって暇になった。

循環器内科では、心エコーの結果などを詳しく説明してくれて、異常なしとのことだった。心臓の弁の状態とか、内壁の厚さの変化とか、いろいろなことがわかるらしい。

マンモグラフィは手術後初めて(1年8ヵ月経過)である。私の乳房はおもちのようにびよ〜んとなってるので、痛くはなかった。女性の技師さんが上手だったのかな。

最初は「検査結果については、夜、主治医が説明されると思います。7時半か8時くらいになると思いますが。」とナースさんが言っていたが、「外来がすごく混んでいるので、もしかしたら今日は説明されないかも。病棟に顔を出してはくれると思いますが・・・。次回外来の時に説明されるかも知れません。」と変わった。結局、主治医は回って来なかった。外来は激混みだったらしい。うーん、だったら、日帰りでも良かったな〜。

今日の朝。
8時過ぎ頃、ドクター3人で回診されていた。主治医に、「今後の治療のことなんですが、ゾラデックスからリュープリンに替える患者さんも多いと聞いたのですが、先生はどうお考えですか?」と聞いたら、「うーん、そうですね。リュープリンですか。副作用についてとかいろいろありますからね。それは今度また外来の時に。」という返事。「今後の治療についても次回の外来で、ということですか?」「そうですね。」とのこと。

それを後ろで聞いていたベテランドクターが、「違うだろ?患者さんが言いたいのは、1ヵ月製剤か3ヵ月製剤かってことでしょ?副作用云々じゃなくて、通院頻度が3ヵ月に一回になるか、1ヵ月に一回になるか、ってことだよね?」とスパっと一言。さすがベテラン。患者の気持ちがわかるなぁ。「それでは、そういうことも含めて次回の外来で。」ということになった。

最後の一泊入院なので、今後の治療についても見えてくるのかな、と思っていたのだが、結局次回に持ち越しとなった。ガクっ。ゾラデックスかリュープリンかについても、前回、「患者さんから主治医に聞いてくださいねー。」と言われていたので、(主治医に言わなくちゃ、言わなくちゃ。)と気になってたのに。Kちゃんの話では、女医先生の患者さんでリュープリンに替えた人がいるとか。同じ病院でも医師の考え方によって違うようである。

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今回の入院は5人部屋に3人だった。

60代くらいの方は前日に手術したとのことで、ものすごく具合が悪そうでゲーゲー吐いていた。すさまじかった。麻酔が合わなかったようである。頭が痛くて食事もとれず、心細そうな感じだった。

私の隣(この方も60代くらい)の方は、一日中ひどく咳込んでいて「苦しい、苦しい〜。」と言っていた。トイレに行くのにも、「痛い、痛い、痛い〜。」とあちこち痛そう。面会にやってきたご主人に具合の悪さを切々と訴えていた。「ずっと絶食なのよ。ずっと点滴だし。もう10キロも痩せちゃったわ。」と語っていたのが聞こえた。

今朝、他の病室の明るい患者さんがやってきて、隣の方と大きな声でいろいろ話していた。「私は骨転移だけど、多発性骨転移じゃないのよ。ポツ、ポツ、ポツ、って感じ。内臓にはいってないから命には関わらないの。でも、痛いよね〜。痛みは我慢しなくていいんだってよ。私は放射線クリニックに行って、少ない量でチンタラチンタラ当ててもらってるわ。今度、骨転移にいい新薬が使えるようになるらしいよ!ネットで調べたら、もう使ってる人がたくさんいて、自分のブログにいろいろ書いてたわ。そのことを私がドクターに教えたのよ。」なんて聞こえてきた。

その人はゾメタを使った時、副作用で3日間寝込んだのだそうだ。転移しながらも、QOLを下げないように、明るく楽しい気持ちでいられるように、いろいろ工夫されているようである。

私の隣のベッドの方は、多発性骨転移なのか?肺や内臓にまでいってしまっているのか?聞くことはできなかったけど、すごく大変そうだった。多発性骨転移の場合はあまり治療も出来ない、とか、放射線クリニックの先生の方が時間に余裕があるから、よく話を聞いてくれて安心出来る、なんてことも言っていた。

再発しないに越したことはないが、先輩たちのこういう話は参考になることが多い。