今のパート先で働いて15年9ヵ月。早いものである。
私が働き始めた頃、「この職場はパートは60才で定年なのよ。私は来月で退職するの。」と、華麗に(加齢?)辞めていったオバ様がいた。自分がその60才...なんとも感慨深い。
世間の風潮は変わり、「60才過ぎてもドンドン働いて」となって、私も当たり前のように雇用延長の手続きをした。職場は今、20才前後の大学生・専門学校生がたくさん働いていて、私が最長老。新人パートも2人入った。
あっ、そういえば、最近60代後半の男性パートが入って来たのだった。お客様として女性社員と話していて、「俺、こういう仕事に興味あるんだよね。働いてみたいな。」「じゃあ、面接受けてみたらどうですか?」と、とんとん拍子に話は進み、「年齢よりずっと若く見えるし、性格も明るい良い人だ。」とあっという間に採用決定。職場の雰囲気が大分変わった。
(こういう職場ではありません。参考イラスト)
古株パートは私と56才のAさんの2人のみ。ベテラン2人はシフトもなかなか重ならず、先日ようやく久しぶりに職場で顔を合わせた。
「4月から社員1人体制になるらしいよ。女性準社員1人になっても、店長1人になっても、どちらも大変だよ。私は先日店長に仕事のことで言われて腹が立ってて。もう辞めようかな、と思ってるの。」とAさん。辞めるのか...。長老は私1人になってしまう。(お局というタイプではないので)
学生さんたちは皆、時期が来たら辞めていく「期間限定」のパートなので、入れ替わりがある。私のパート先は30代から50代の人が入っては辞め、入っては辞め、というパターンが続いていて根付かない。ブラック職場あるあるなのだ。
長く居続けてしまうと、辞めるのも大変。辞めてシニア向けのこれから先も続けられそうな職場を探した方が良いのかな?と思うこともある。
数年前、全然辞めそうにない女性準社員が辞めると聞いた時は、心底驚いた。周りからの引き留め圧力もかなり強かっただろうに、彼女は負けることなく意志を貫いた。
悪口も多い職場だし、ターゲットを決めて陰であれこれ言ってるし。社員もみんな口が軽いなあ、などと思うことも多かった。
社員3人体制の時もあったのに、「真面目で頑張り屋」のベテラン準社員が辞め、その後新人社員も辞めて、結局社員1人になった。あの頃が一番大変だった。またそれの二の舞にならないとも限らない。
次々人が辞めていく職場は、やはりそれなりの問題を抱えている。