さあ、年末大掃除!
大掃除といえばキッチンフード換気扇の掃除。厚手の不織布フィルターが目に見えて汚れて来たので、そろそろ取り替えなくっちゃ、と気になっていたのだ。
6月に換気扇を新しいものに取り替えた。
油汚れでベッタベタになっていて、取り外すのにかなりの労力が必要だった。
我が家は旧式のプロペラタイプの換気扇。あまりにも汚れがひどくなっていて、外壁の方まで油汚れがタラーっと垂れていた。
今後、こんなひどい有様には絶対にしないぞ、と誓って22年目に取り替えたのだ。
いろいろ調べて厚手のレンジフードフィルターをかぶせた。これのお陰で内部には汚れが付かなくなり、大分掃除の手間が減って助かったのだ。
なのに夫は不満そう。
「換気扇の掃除とか、フィルターとかって必要かな?フィルターって、その程度で取り替えるの?まだまだ付けてていいと思うよ。どうせ汚れるんなら、一年位つけたままでもいいんじゃない?一枚いくらするの?」
「何でよ。ありえないでしょ。フィルターが油をたくさん吸って、茶色くなって来て重くなってるのよ?そのままにしていたら、周囲も油でベタベタになるじゃない!」
思い切り反論した。一枚いくらって、100円程度だよ。2枚で200円。それで掃除の手間が減るなら、かなり安くてありがたいくらいだと思う。
油ものの調理をあまりしなければ汚れも軽いのだが、唐揚げや炒め物が大好きな夫がよく料理するので、フィルターは汚れやすくなったのだ。二人なら油ものはお惣菜で十分、と思う私と、自宅で作ってたくさん食べたい夫。ここは夫に譲っていた。
「だいたいさぁ。レストランの厨房じゃないんだから、自宅の換気扇なんてそんなに掃除しなくていいよ。フィルターなんて別に付ける意味ないと思うよ。逆に十分に換気出来なくなるんじゃない?吸い込みが悪くなりそう。」と夫。
「もしかして、今まで一人暮らしだった時、台所の換気扇掃除はしてなかったの?」と聞くと、「換気扇掃除なんてしたことないよ。」という、驚きの返事が返ってきた。マジか。まぁ、揚げ物などはほとんどしてなかったらしいが。
このままでは夫婦喧嘩勃発か、という危険を察知して、二人とも言い合いをストップしたがモヤモヤは残った。
あまりにも悔しくて納得出来ないので調べていたら、こんな記事をネットで見つけた。
油汚れを落とす強力な洗剤を売るためのメーカー側の策略なのか。
男性は一般的に、料理をする時でも換気扇を使うのをマメにしなかったり、フィルターの効果に対して懐疑的な人も多いようだ。
「大掃除といえば換気扇」と刷り込まれている主婦からすると、にわかには信じ難い話だ。