rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

夫婦の断捨離

以前、マツコさんの「月曜から夜ふかし」の特番で、株の優待券を駆使して充実した毎日を過ごしている桐谷さんという方の引っ越しを取り上げていたことがあった。

桐谷さんは片付けが苦手で、本や書類などに埋もれるようにして生活している。そこへ登場したのが断捨離のやましたひでこさん。にっこり笑顔でテキパキと、あっという間に部屋を片付けて行った。桐谷さんもタジタジ。自分なりの哲学をしっかり芯に持った女性なんだな、と印象に残った。

晦日の夫との大ゲンカが、心の何処かに引っ掛かったままでどうもスッキリしない。実家の片付けや処分もやらなくちゃ、と思うとすごく気が重い。焦燥感に驅られて調べているうちに、やましたひでこさんの「夫婦の断捨離」という本に行き着いた。

モノとの関係性には大きく分けて2つある。「溜め込み派」と「捨て派」。夫と妻がどちらに属するかということが、2人の関係性のベースにもなっている、ということだ。

一番問題が起きやすいのが、夫が「溜め込み派」で妻が「捨て派」の組み合わせ。妻が始終イライラするのだそうだ。

夫が「捨て派」で妻が「溜め込み派」は、夫は悩み、苛立ちながらも妻を全否定しようとは思わない。最終的には受け入れ、平穏が保たれていることが多い。

最も平和なのがどちらも「捨て派」の夫婦。家の中に余分なものがなく、澱みも少ない。

どちらも「溜め込み派」は何だかんだで上手くやっていける組み合わせだが、妻が断捨離に目覚め、豹変した時に夫婦関係にいきなり亀裂が生じる、というのがよくあるパターンだとか。

モノや片付けにまつわることって、小さなことのようで、実は夫婦関係にも大きな影響を与えているものらしい。

「単身赴任から戻った夫の荷物が倍増」という章もあり、ドキドキしながら読んだ。夫の持ち物が増えていた。それはきっと寂しかったから。心の隙間をモノで埋めていた。そして、妻も夫がいないのをいいことに、モノを買い込んだり、散らかしたりしていたはず。

・・・そのとおりだ。私の趣味の物がとんでもなく増えていた。忙しさにかまけてしまい込んだままになってる。夫のことばかり責められないな。

こういう時こそ、関係性を見つめなおすチャンスで、コミュニケーションの取り方を工夫して、自分の位置取りを考えていけば良いのだそうだ。

そうだ。夫も言っていた。「この家にはオレの居場所がない。」人間ってみんな自分の居場所を本能的に追い求めて生きてるのかも知れないな。

世の中には片付けの先生がたくさんいるけれど、今の私にはやましたひでこさんの「断捨離」が一番合ってる感じである。年齢とかライフサイクルにもよるのかな?と思う。