rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

久しぶりに夫婦喧嘩

10日ほど前の夜。「オレ、この間、救急車で運ばれたんだよ。」という話を夫から聞かされた。なんでそんなことに?!とビックリ仰天。

単身赴任十年目の夫は、飲み会の帰り、電車で寝てしまって乗り過ごしてしまった。慌てて降りて反対側のホームへと走る途中で階段から転げ落ちたのか、後頭部を打ったらしい。酔っていたためかポワーンとしていて記憶が断片的なのだという。後頭部を触ったら手に血がベッタリついたのだそうだ。

頭から血を流して倒れている所を駅員さんが気づいてくれて、救急車を呼んでくれたらしいが記憶に無い。気がついた時には病院で医師の診察を受けていた。

「CTを撮りましょう。」「いや、そんなのいいです。」「なにっ?あなたはなにを言ってるんだ?取らないなら一筆書いてもらいますよ!」と叱られてシブシブCTを撮ったとのこと。「脳はきれいです。何の異常もないようですね。」と言われたらしい。

「5針縫ったんだよ。」とウェブカメラで傷の状態を見せてくれた。痛々しい。縫ったというか、ホッチキスみたいなものでバチンバチンと止められていた。

東京に赴任してから、「電車で寝て乗り過ごした」という話を3回くらい聞いた。仕事も忙しく、「もう年齢的にも単身赴任は辛い。自宅のある支店に戻りたい。」と上司にはお願いしているそうだが、それもなかなか叶わず。仕事疲れとケガのショックで夫はイライラしていた。

ケガの翌日も翌々日も、本来ならば消毒のために通院しなければいけないのだが、仕事が忙しくて行けず。三日目に行ったら外来が激混みで3時間待っても診てもらえず、帰って来たとのこと。

「もう面倒くさくて病院なんか行きたくないよ。一週間後に抜糸だから来いと言われたけど、10日後くらいでもいいよな?どうせ救急外来で処置してもらったんだから、その時とは違う医者だし。」と、あ〜だこ〜だ言い始まった。

「何言ってるの?!ちゃんと一週間後に行って抜糸してもらわなきゃダメじゃない!」私もカッカして来た。以前、耳の下に良性のシコリが出来て手術(局所)した時も、手術後にすごく気にして触って化膿して、何だかんだと大変だったことがあった。またか?と思ったのだ。

そして、ちょっと神経質になったり落ち込んだりすると、これまた「またか?」と思うくらい、長男の仕事のことを心配し始める。「ついでに」心配するのだ。一件落着して解決したはずなのに、夫は心の底から納得したわけではなかったのだろうか。

「景気が上向いて大卒の就職率がこれまでにないくらい好調なのに。◯◯も普通に就職することを考えればいいのにな。もったいない。本当にこのまま、アイツの好きなようにさせてていいんだろうか?親として放っておいていいのか?」などと、言い出す始末。

とうとう私もキレた。「何言ってるの?◯◯は24才の大人だよ。本人が決めたことで、私達も了承したのに。親の言うとおりにしなさい、なんて言ったって、言うことを聞くような子どもじゃないことくらい、よくわかってるでしょ?息子の人生を親が支配するなんて、出来ないんだよ!」口調がキツくなり、険悪なムードになった。

その後三日間、夫からの連絡はなかった。

(怒らせちゃったかな?私の言い方もキツかったかな?)と心配になりつつ、(でも、息子の気持ちを考えると、ああ言うしかないよな。)とも思ったり。

友人Yちゃんに話したら、「でも旦那様の気持ちもわかるわー。親としては心配だもんね。うちの主人の会社で、単身赴任二十年の人が、この前、遺書を書いて居なくなって大騒ぎだったの!見つかったから良かったけど。今は仕事を休んでるみたい。男の人生も大変だよね。」と言われ、夫のことも心配になった。

少し前、「息子たちを大学に行かせるために一生懸命に働いて。オレの人生って一体・・・。」と言ってたこともあった夫。「これからは自分の楽しみも大切にしたい。」と東京で乗るためのバイクを購入した。その気持もわかるなあ。

昨夜、ようやく夫から連絡が来た。「頭のケガ、抜糸して来たよ。一分もかからなかったし、全然痛くなかった。」と元気そう。ひとまずホッとした。