rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

また1人、辞めることになった

数日前、友達に会って話をしたら、「今ってどこも募集掛けても人が集まらないみたいよ。私の友達の職場もそうだし、介護のパートも全然来ない。ファストフードのお店も、そっちこっちで募集掛けてるもんね。」と言っていた。

景気が良いからなおさらなのか?私のパート先も求人情報誌にずっと載せているが、なかなか新人さんが入って来ない。求人のための費用がかさむ一方なのだそうだ。

面接を受けに来て採用が決定したのに、「採用を辞退したい」と断られたこと2回。きっと掛け持ちで応募して待遇面の良い方を選んだのだろう。

スタッフの人数は少ないのに、来客数は増えて仕事は山積み。猫の手も借りたいほどなのに、1人のパートさんが辞めることになったようだ。(勤務年数1年ちょっと)これには店長もガッカリ。

「こんな時期に?何とかもう少しの間、新人さんが育つまでいてもらえないだろうか?」とお願いしてみたが、本人の辞める意志は固いようだ。

高齢のご両親の介護、土日祝日盆暮れも仕事、ということで家族が反対しているとの理由だが、「何だか取って付けたような理由だよね。」と言ってる人が多かった。「親も兄弟も市内に住んでいるから、逆にあまり会いに行かないんですよ。」と言っていたのになぁ。

「主人と仲が悪いから、土日祝日は顔を合わせたくない。仕事してるほうがいいんです。」と言ってたのに。大体、いい大人なのに家族の反対で・・・なんて、恥ずかしい理由だ。一番下の子供さんが小学生だから大変だろう、と早番の座を譲って遅番を引き受けた私。なんだかなぁ〜。

どこの職場にも、すごく忙しくて大変な時に、うまい具合にスーッと身をかわす人って居るものである。周囲の人達を思いやりながら気を遣って仕事をする、なんてことはなく、大変な時になるとなぜか居ない。他のことを忙しそうにやってる、という感じ。たまたまなのか、わざとなのか?でも、「あぁ、またか。」と周囲の人達は気づいている。

辞めていくのも仕方のないことなのかも知れない。


意外なことに「否定的な人だな。」と思っていた新人さんは、一生懸命頑張っている。

「私のこういう所がダメなんですよね。頑張って直します。」「私はここで挫折するわけにはいかないんです。」「頑張って覚えます。」などなど、口から出る言葉が以前と違ってきた。

よく動くし積極的。先輩から叱られてもちゃんと受け入れてる。フーフー汗をかきながらもチャキチャキ動くので大変そうだけど、その頑張りは周りにちゃんと伝わっている。

「トシだからなかなか覚えられなくてー。」という彼女に、「良かったらこれ使って。私が新人の頃使っていたアンチョコだけど。」と、メモ帳を貸してくれる先輩まであらわれた。「ありがとうございます!」と感激して、休憩時間中に必死に書き写す新人さん。

私の人の見方も間違っていたのかも。意外と職場での評価って妥当なものだな、と思う。一生懸命さは確実に伝わるものなのだ。