rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

女の人生は愚痴との闘い?

数日前の日曜日の朝。

出勤して来るなり、同僚Tさんがプリプリと怒り始めた。「まったくもー、頭に来る!!アイツとは少しの時間も一緒に居たくない!」

仕事で帰りが遅くなるから、と家事をしながら昼食と夕食の準備をしていたTさん。それを見ていたご主人に「なにモタモタしてんの?仕事に遅れるんじゃない?」と言われ腹が立ち、しかもそのお料理をご主人が大量にペロリと平らげてしまった!子供三人分の昼食と夕食が・・・。というわけで怒り心頭だった。

まぁ、普通に考えたら、「あなたが全部食べちゃったんだから、責任持って子供たちに食べさせてよね!」と言えば済みそうな話である。ご主人のお小遣いからおごらせるとか、どこかに連れて行ってもらうとか。

「あら、私の料理、そんなにおいしかった?お腹空いてたのね。」とでも言えそうなものである。なのにTさんの怒りは収まらず。「これからは主人が休みの日は、全部仕事にするわ!」と言っていた。

Tさんは物静かで控えめな印象なのだが、ことご主人のこととなると口調が荒くなる。「先日、主人の誕生日だったの。一番下の娘がカレンダーに“パパの誕生日”と書き込んでいたのに、家族の誰も何も触れずに終わったんです。おめでとう、の一言もないし、プレゼントも、ご馳走も、ケーキもなし。全員スルー、で終わっちゃいました!」

この発言には結構びっくり。日頃、ご主人とのバトルを面白おかしくネタにしている人たちも、「せめて、おめでとうくらいは言おうよ。言うだけならタダだよ。」「誕生日にかこつけて、家族で外食にでも行けば良かったのに。」と言っていた。ご主人に原因があったとしても、それはあまりにひどい仕打ちじゃないだろうか?

ある日の昼休みにも、「ダンナなんか大っ嫌い!」と語り始めたらしく、同席していた30代の男性社員が、「旦那さん、かわいそう〜。かわいそう過ぎる。」と同情していたそうだ。

私には、「うちもrosaさんの所みたいに単身赴任だと良かったのに。」と大きなため息をつきながら話掛けて来た。でも多分、単身赴任云々の話じゃないよな、と思う。「うちも単身赴任だったら、もっと夫婦仲が良かったと思うんだけど。」と言われることは多いが。

私も数年前まではあんな感じだったんだろうな・・・。

女性は共感しやすいし、同調もしやすくお喋り大好きだから、どうしても愚痴が多くなる。

「ストレス溜めると体に悪いから、たまにガス抜きしないとね!溜め込みすぎないようにして、小出しにして吐き出さないと。」と、愚痴の言い訳をしながらお喋りに興じたり。

まったく不平不満を言わない、というのも、どこか心にフタをしちゃっているかのようで、正直者の私には不可能な世界のようにも思えるが。

愚痴になってしまいそうな所を、もう少し発想の転換をして、プラスの方向に変えて行けないものだろうか?

同僚Tさんに、「でもさぁ、子供たちが巣立ったら、ご主人と二人きりの生活になるのよ。その時に仲悪いと辛くない?」と言ったら、「主人と二人きりになんて、絶対ならないようにするわ!」という返事が返って来た。娘さんたちに依存する気、満々の様子。娘さんたちが気の毒だ。

50前後になると離婚の話もチラホラ聞こえるが、世の中の夫婦の大半が仲が悪いかというと、そうでもないようだ。仲の良い夫婦は普通にいるし、家庭も円満。ただ、そういう人たちは取り立ててアピールしないようにも思える。

うまくいってる夫婦は、お互いにいたわり合って生活を楽しんでいるようである。