rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

夢を叶えた友人

高校時代の仲良しYちゃんと電話でしゃべったのは昨年の12月。実家売却の契約のため秋田のホテルに泊まっていた時。久しぶりに電話をくれて、あれこれ語り合い、「来年は絶対会うからね。そう決めないとなかなか会えないから。」と約束した。

少し前まではご主人が単身赴任してて一人暮らしだったYちゃん。長男夫婦に子供が出来て同居することになり、時を同じくしてご主人も単身赴任から戻り、あっという間に5人家族になった。

パートの仕事もしながら孫の世話もして、大忙しの毎日へと激変。彼女は朝早くからのパート、私は遅番パートで時間帯も合わず。「LINEよりは電話がいいわ。」というタイプなので、遠慮してるうちに月日は流れた。

どうしてるかな〜、とLINEを送ってみたらすぐに返事が来た。

「実は4月から新しい仕事を始めたの。今ちょうど昼休み中。」とのこと。新しい仕事というのは、母子父子自立支援員という市の嘱託職員。月〜金、朝から夕方までほぼフルタイムで働いているのだそうだ。

実はYちゃんは小学生時代にお父さんを亡くされてる。自分と弟2人をお母さんが女手一つで育ててくれたのだ。そのお母さんもYちゃんが三十代の頃にガンで亡くなった。弟さん達と力を合わせて今まで頑張って来た、芯の強い人なのだ。

「自分はすごく周りの人たちに恵まれて、何とか今は幸せに暮らしている。だから、いつか社会に恩返しをしたいなと思っているの。自分と同じように母子家庭や父子家庭で苦労してる人たちの力になってあげたいな、と。それが私のささやかな夢なの。まぁ、そう簡単には採用されないだろうけどね。」

そんな話をYちゃんから聞いたのは昨年の春頃だったか、秋頃だったか?その当時勤めていたパート先は人間関係でいろいろ問題があり、「愚痴になっちゃうけど聞いてくれる?」と、まぁよくある話題で盛り上がったのだ。

それがなんと!!夢を叶えちゃったんだ!!

「このトシでまたまた一年生。ありがたいことに、一緒に仕事をするひとつ年上の女性が13年目のベテランさんでとても良い人で。いろいろ教えてもらってるところです。」
「前からやりたかった仕事なので飛び込んだんだけど、相手があるし、様々な事情を抱えた人ばかりなので、悩みながらの毎日です。日々勉強。」

このトシで「以前からやりたいと思っていた仕事」を始めるなんて。すっごいなぁ。しかも、家のことは長男のお嫁ちゃんが協力してやってくれてるとか。さすがだ。頑張るYちゃんの話から、すごく勇気をもらった。

「以前のように電話で話す時間はなかなか取れないけど、こうして時々LINEで連絡取り合えたら嬉しい」とあった。状況の変化には対応しないとね。

コンフォートゾーンから出て、まったく新しい世界に飛び込むって大変なことのはず。だから人はグチグチ言いながらも状況を変えようとはしない。私もそういうところがあるなぁ、と最近思っていたのだ。

人生100年時代と言われてて、これから先がまだまだある現代。自分が本当にやりたいことを見つけられる人は幸せだよなぁ、と思った。私の夢ってなんだろう。