rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

悩めるお年頃〜親の介護〜

職場の先輩Oさんは、月に2、3回、実家で一人暮らしをしているお母さんの所に行き、買い物や家事などをしてあげている。車で1時間ちょっとの近県に住んでいるのだが、雪が多い時も暑い夏も、本当にマメに通っているようで、親孝行ぶりに感心していた。

「数年前に父が亡くなって母ひとりなのよ。車の運転もしないから、買い物も大変だろうと思って。」とのこと。

「弟夫婦は一緒に暮らそうと言ってくれてるんだけど、友達や親戚が周りにいるし、母は住み慣れたところを離れたくないみたい。無理やり連れてきて同居すると、まったく知らない所で暇な生活をすることにもなるしね。どうなのかな?と思って。」という話は、まさにどこの家庭でも悩むことだよな、と思って聞いていた。

数日前の早朝のこと。Oさんのお母さんが電話を掛けてきて「・・・具合が悪い・・・」と蚊の泣くような声で言ったあと、話し掛けても何も答えなくなってしまったそうだ。(これは大変!)と思ったOさんは119番に電話して事情を話すと、お母さんの居住地の救急の番号を教えてくれて、救急車で病院へ搬送することが出来たとのこと。

怖くて手が震え、職場へ休みの連絡を入れた時も要領を得ない話しぶりになってしまったそうだ。幸い、お母さんの病状は安定し、少しの間入院することになったとのこと。首の血管が細くなってしまってる所があり、メニエール病もあるとのこと。

Oさんはほっとしたようだが、さて退院後はどうするか?ということに頭を悩ませているらしい。「お母さん1人にしておくのも不安だし・・・。」と。

Oさんは長男の嫁。ご主人のご両親は県北の方に住んでいて今の所は元気。だが、もしかしたらこの先は、ご主人のご両親の面倒を見ていかなければいけなくなるかも。実家のお母さんはゆくゆくは弟さん夫婦と同居になるのか?難しい問題だ。

Oさんと話していて、(うちも他人ごとじゃないな。)と不安になった。先日、79歳の誕生日を迎えた父に電話すると、「俺ももう79かー。全然めでたくないな。まったく、いつの間にかこんなにトシを取っちゃって。俺もだんだん容易でなくなってきたよ。」と、珍しく弱気な発言。さすがに私も不安になった。

「いやいや、まだまだ大丈夫だよ!わはは!」と元気を出してくれたが、日頃、弱音を吐かない、愚痴も言わない人なので、すごく心配になった。今の所は元気だけど。

うちの実家の場合、精神的な病気持ちで働けない弟が父と同居しているので、これがまたどうしたものか、と心配の種である。弟がいてくれるから、離れていても安心ではあるのだが。(実家と私の家は車で5時間ほどの距離)

79歳の父が料理を作り洗濯をし掃除をし、買い物や通院の世話まで全てこなしている。いつまでもこんな生活は無理だろう、と思う。弟は自分から何かするということはない。それがこの病気の難しい所なのだと思う。

世の中で似たような悩みを抱えている家庭は意外に多いのでは?と思うのだが、みんなどんな風に対処しているのだろう?逃げてばかりもいられないので、知りたいなと思う今日この頃である。

うちの夫は理解があり、「こちらの地方に引越してもらえば?近所に住んで面倒見るのは大賛成だよ。」と言ってくれている。だけど、この家で同居ということにはならないと思う。単身赴任生活10年の夫を差し置いて、なんて出来ないし、私は嫁に行った娘だから。

50代は介護で悩む年頃のようだ。

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近所の公園の桜。今が満開である。きれいだった♪