rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

父の不調

4月末頃から背中の左下側が重苦しい感じがしていた父は、かかりつけのクリニックを受診し、尿検査で「血液が出ている」と言われ様子を見ていたが、なかなか改善されず。腹部エコーもしてもらい、「大学病院で診てもらった方がいいね。」と、予約を入れてもらった。

7月1日大学病院を受診し、腎臓、尿管、膀胱などの超音波検査。10日には静脈から造影剤を入れてCTを撮った。特に異常はなし。「念のため、膀胱も詳しく調べましょう。」とのことで、膀胱鏡で検査したところ、「腫瘍が2、3個ありますね。手術の必要があります。」と言われたとのこと。この時点ではガンとは言われず、あくまでも腫瘍。確定診断はまだされていない。

24日に医師が詳しく説明してくれるとのことで、家族も同席するように言われたとのこと。18、19日と弟の一周忌で実家に行く予定の私。「24日に仕事休むのは大変だろう?あっちゃん(従姉、父にとっては姪)にお願いして同席してもらうことにしたから。」と父。80才の父はこの日も1人で受診していたのだが、さすがにこうなると何もかも1人でというわけにはいかなくなる。

従姉の家は大学病院のすぐ近くにある。今回はたくさん迷惑を掛けてしまいそうだが、とてもありがたかった。

次回、手術の日程など詳しく決めることになる。非常に混んでいるのでもしかしたら7月末か8月になるかも、とのこと。8月の方がかえって予定が立てやすいかも・・・などなど、いろいろな思いが頭の中を駆け巡る。

「手術して入院期間は5、6日になると思います。そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。」と医師には言われたそうだ。

「ハッキリとは言われなかったが、膀胱がんかも知れないな。」と父。自分の乳がんの時と同じく、ネットで調べまくる私。もし膀胱がんだとしても、それほど恐れることはないのかな?しかし油断は出来ない。人工膀胱になる可能性もあるかも知れないし。

他の部位のガンって、また全然違うものなんだな、といろいろ発見することが多い。

何が出来るか、どうなるのか。まったく手探りの状況の中、それでも出来るだけのことをしようと思う。

人生で大きなことが起きる時はたいてい「ある日突然」。そんなものなんだな。だからこそ、一日一日を大切にしなきゃ、と思う。

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昨日、出社してパート先の店長に父の病気について報告した。10日も休みをもらうということは、かなり迷惑を掛けてしまうことになるのだが、父にとっての家族は私ひとりだし、従姉にばかり頼ってはいられない。

するとAちゃんが、「店長、実は私の方も・・・。」と話し始めた。こちらの方が事態はかなり深刻である。

肺がんで闘病中の実家のお母さん(79才)の病状がかなり悪く、肺と心臓に水が溜まっていて、食欲もほとんどない状態なのだそうだ。医者からは「あと1ヵ月持つかどうか。」と言われたとのこと。

Aちゃんの所はお姉さんと2人姉妹。お母さんは一人暮らしで、近くに住むお姉さんが時々様子を見に行ったり、通院に付き添ったりしていたのだそうだ。Aちゃんも休みを利用して新幹線で行ったり来たりしていた。

肺がんが見つかったのは4年前。早期に見つかりイレッサで治療していたとのこと。元気だったのに、ここに来ていきなり病状が悪くなったらしい。

「こんなに急にひどくなるなんて。側に居てあげたいし、仕事は辞めたい気分です。」と店長に話してるうちに泣いてしまった、とAちゃん。「辞めないでください。会社側も出来るだけのことはしますから。」と店長。

「そうだよ。私達も協力するから、急にお母さんの所に行かなきゃいけなくなったら、いつでも言ってね。」と私とOさん。Oさんは義理の父母、自分の父母と、4人をすでに見送った経験者だ。「悔いが残らないように、出来るだけのことをしてあげるといいよ。」と教えてくれた。

アラフィフ女性はみんな同じような悩みを抱えながら生きているのだ。