rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

友達も乳がんだった

古い友人たちとは最近、年賀状のやりとりのみの関係だ。

「今年こそは会いたいね。」なんて書かれてるけど、果たして本当に「会いたい」と思っているのは何人くらいなんだろう?という素朴な疑問が湧いてくる。

息子たちを見ていると、今の若い人たちって、携帯はあるし、メール、TwitterFacebook、LINE、などなど、つながるためのツールがたくさんあって羨ましい。

そこで、自分のメアドなどを載せた手紙(Wordで作成)を書いて送ってみた。すると、あちこちから返信が続々!嬉しくて心がホカホカ〜になった。みんな、誰かが誘ってくれるのを待っていたのだ。

秋田の高校時代の友人Yちゃんが真っ先に返信をくれた。

昨日は電話で話し、その中で「Mちゃんのこと知ってる?いろいろ大変なのよ。乳がんにもなって。」と気になる言葉があった。

Mちゃんへは年賀状を送っても住所が違うようで戻ってくるし、携帯の番号もわからず、もう何年も連絡が途絶えていた。Yちゃんが「最近は電話にも出てくれるから、直接話してみたら?」と番号を教えてくれて、昨日の夕方、何年ぶりかでMちゃんと話すことが出来た。

Mちゃんは平成21年3月末(4年8カ月前)に右乳房の全摘手術を受けた。

腫瘍は2cm、リンパ節も半分くらい切除したらしい。トリネガだったので抗がん剤FECの治療をすすめられたのだが、「どうせ再発したら抗がん剤治療を受けることにになると思うので、今回は治療を受けたくない。」と拒否。無治療。

半年ごと、一年ごとの検査も、「造影CTとか骨シンチとか、ものすごく検査代が高いじゃない。とてもじゃないけど無理。だから、検査も一切受けてない。」とのこと。

「医療費は一定の金額を超えた分は健保組合から戻ってくるでしょ?」「えっ、そうなの?手術入院のは戻ってきたけど、他は無理でしょ?」ご主人はたしか公務員だったはずなのだが・・・。

最近はどっぷり更年期で生理時の出血が多くて体調が悪い。検査の結果、子宮内膜にもガンが見つかったらしい(Yちゃんの話)。

なぜ彼女がこんなに生活苦にあえいでいるのかというと、かなり前からご主人が自宅に帰って来なくなり、今どこに住んでいるのかもわからない状態だからなのだ。子供さんのことなど、相談事がある時は時間を作って来てくれたりはするし、生活費は入れてくれる。そのため離婚も出来ないのだという。

22歳の娘さんと18歳の息子さんと一緒に暮らしているが、二人とも不登校で引きこもり。二人とも精神障害を抱えていて目が離せない。今は大分落ち着いているというが、過去の話など聞くとなかなか深刻な状態である。

息子さんは中学にも2、3日しか行かなかったそうだ。ずーっと母子密着の生活である。
「こんな生活だから働くことも出来ない。子どもたちは小さい頃から喘息で、夜間救急にかかることもしょっ中だった。主人は何もしてくれなくて、ずっと私一人で頑張って来た。だから、籍を抜いたら生活出来ないのよ。」

実家を頼ろうにも、お母さんはすっかり体が弱くなり、遠くに嫁いだお姉さんは難病を発症。頼ろうにも頼れない。

「もう、いろんな大変なことを何回も経験したから。なーんか、怖いものなくなっちゃったわ〜。」とカラカラと笑うMちゃん。

あまりにも大変な状況。衝撃的だった。

乳がんの治療は、初発の時にガッチリ、が基本なのに。なんだか再発してもいいや、みたいな投げやりなMちゃん。なんとかしてあげたいけど・・・。