話はここで終わらない。
排水管の高圧洗浄・薬品洗浄をしてもらってから6日目の朝(昨日)、またまたトイレが詰まった！ものすごく気を使って恐る恐る水を流していたのになぜ？泣きたいような気分である。
前日届いたばかりの真空式パイプクリーナーをさっそく使って奮闘してみたが、まったく効果が無い。時間を掛ければ水位は下がるが、水を流せばまた上昇する。ガックリ。仕事は休めない、出勤する時間になったのであきらめて、その日は特に用事がなかった二男にバトンタッチ。
高圧洗浄してくれた業者の受付に電話して事情を話した。すぐに先日の職人さんから電話があり、「忙しいので他のものを行かせますので。申し訳ない。」ということだった。会社が休みだった夫(単身赴任中)に電話で作業内容などを確認してもらった。
夕方、二男から、「原因究明です。最終マスのところに数年分の木の根が詰まってた！業者の方が驚くほどの量だったよ。」とのメール。原因はなんと、木の根だった！自宅に帰ってからゆっくりと話を聞いた。
家庭の排水は台所、お風呂、洗面所・洗濯機、トイレなど、それぞれ外に汚水マスがあり、それが合流して公共の下水道に流れる仕組みになっている。その、最終的に一つにまとまった大きなマンホール状のものが最終桝(マス)。ところが、この最終マスが玄関の植木などに埋もれて見えなくなってしまっている家庭が多いのだという。うちもそれだった。
先日、高圧洗浄をしてもらっている時、業者の方がそれを教えてくれて、「お隣の家はガレージの前に最終マスが見える形でありますよね。排水管の長さも多分短めに設計されてると思います。」とのことだった。うちの最終マスは多分玄関前だろう、ということで、時間も掛かったので確認せずに作業終了となったのだ。
昨日来たピンチヒッターの業者さんは、その最終マスを掘り起こして中を開けて確認してくれた。13年間一度も開けたことがなく、フタはサビてて重く、開けてびっくり！なすごい量の木の根っこだったそうだ。
二男いわく、「すごく臭かった〜。業者さんが渾身の力を振り絞ってもなかなか引っ張れなくて、すごく大変そうだった。会社に報告の電話をしていた時に、こんなにすごいのは初めて、って言っていたよ。」とのこと。
※注 汚い画像です。すみません。
「私の持ってる道具ではここまでしかキレイに出来ませんでした。」とのことだったが、2時間半ほどの作業で、ここまでキレイにしていただいて、申し訳ないくらい。
とあるサイトによると、排水詰まりの原因で「排水マス内への木の根侵入による閉塞」は42%でダントツ一位なのだそうだ。
最終マスはコンクリートで出来ていることが多く、ひび割れや隙間に木の根が入り込みやすい。塩化ビニル製のパイプの方が耐久性が高いらしい。
先日の職人さんが翌日(今日)また高圧洗浄に来てくれる、というし、無料でここまでのアフターサービスをしていただけて、大満足である。
「悪徳業者だったらどうしよう、と思っていたけど、すごく良心的だったな。」と夫も喜んでいた。「電話で話した感じで、信頼できる業者さんだってわかったよ。」と。
☆ ☆ ☆
今日も仕事だったので、対応は二男に任せた。
今日はもう一度、排水管の高圧洗浄をしてくれて、最終マスも木の根などをすっかり取り除いて、かなりきれいに仕上げてくれた、とのこと。仕事が丁寧で親切である。
木の根が原因だからと言って、木を掘り起こしたり切ったりすることにあまり意味はなく、そのままの状態で時々マスの内部をチェックすれば良いようだ。
ついでに雨水マスもチェックすると、2ヵ所とも落ち葉や木の根でいっぱいになっていて、こちらも詰まると雨水などがあふれたりするのだそうだ。「2ヵ所の雨水マスを作りなおすと14万円くらいですね。お安くしときますよ。お父さん、お母さんに言っておいてね。」と言われたらしい。
住宅設備、いろいろあるんだなぁ。まだまだ不勉強。自分で何とか出来ることは自分でやらなきゃ。メンテナンスは大変である。
