癌友Kさんからメールが届いた。旦那様の東京転勤が決まり、12日にお引越しとのこと。今日は14日だから、Kさんはもう行ってしまったのだな、と思うと、ちょっと寂しい。
Kさんとは手術入院中に知り合い、たまにメールをし合っていたのだが、不思議と節目節目に偶然会うことが多かった。約束したわけでもないのに。
このブログにもたびたび登場している。病理検査結果を聞きに行った時(2010.11.25病理検査結果)、待合室でバッタリ会って、「2人ともコメド型だったんだねー。」なんて話したっけ。
抗がん剤ECの4クール目が終わった通院日にも会った。7ヵ月ぶり。「抗がん剤がようやく終わってね。」なんて話をした。(2011.7.7 EC4クール通院日)
ハーセプチンの最終日にも会った。(2012.7.20ハーセプチン最終回!ありがとう!)病院に到着して、受付の前を通り過ぎたら、会計の所で呼ばれている名前に驚いて振り返ったら、Kさんがいたのだ。
最近では2月。(2013.2.14通院日)血液検査に行ってバッタリ。この時は、私が20代の頃に勤めていた会社の先輩の奥様にもお会いした。乳がん10年選手の奥様は、一年に一度の検査日だから、すごい偶然である。
抗がん剤治療に入る前に親知らずの治療のことを聞いたり、5月には主治医の転勤のことを聞いたり。この3年間のことを振り返ると、いつもいつも大事な局面にはKさんがいてくれた。
Kさんは全摘でホルモン治療のみなので、月1回の通院(ノルバデックスとゾラデックス)。私は放射線治療、抗がん剤、ハーセプチン、ホルモン治療で、今は3ヵ月に1度の通院。偶然にしてはよく会えたほうだと思う。
「rosaさんとは偶然に会ってお話することが多くて、とても楽しかったです。いろいろお世話になりました。」とKさん。律儀だわ。
ちなみに、Kさんとは苗字の方で、お名前は「ち」から始まる。なぜか乳がん関係で交流のある方は私の場合、「ち」から始まる名前の方が多くて、みなさんとっても「ええ人やな〜。」(←なぜか関西弁)と思える人柄の良い方ばかりである。
子供さんがいらっしゃらなくて旦那様と2人きりなのだが、Kさんならきっとどこに行っても幸せにやって行けそうである。ちょっと寂しいけど。
手術からもう少しで3年。体をいたわりつつ、頑張って行こう。
