rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

癌と闘わない生き方

Amazonの闘病記ランキングで、今、こちらの本がグーンと売れているそうだ。今年の4月25日発売。
「癌と闘わない−私の選択」吉野実香さん

ブログはこちら→ 癌と闘わずに。。。
吉野さんは乳がん患者。「手術、放射線治療、化学療法などの治療は一切受けていない。」とのこと。

とても興味が湧いたので、一日掛けてブログの全記事を読ませていただいた。

乳がんかも・・・と自己認識したのは10年ほど前。その1年後に診察を受けたが、1センチと5ミリくらいのシコリでまだ皮膚には出ていなかった。「線維腫」と診断され、そのまま6年ほど放置。分裂していたしこりは、いつしか1つにまとまり3、4センチになって皮膚の色が変わっていた。

乳腺科を受診すると、「間違いなく癌です。それも初期ではありません。」と告知され手術をすすめられたが、その病院のシステムと対応に疑問を持ったので治療は受けなかった。その時、癌は5センチ程になって皮膚はただれていたけど痛みはなかった。

家族には、「副作用に苦しんで、再発におびえるくらいならこのまま普通に生活して自分らしく最期を迎えたい」というわがままを了解してもらった、とのこと。(2012年5月6日「癌になって思ったこと」より)

代替療法も食事療法もせず、余命宣告から一年半ほど経った今も、気持ちはお元気な様子。「痛みはあちこちにあるけど病んではいない」ようだ。

でも、「治療しない」という選択をした場合、どんなふうに病気と付き合っていくのだろうか?
吉野さんは、最初、乳腺科ではなく外科に行き、「治療しない」という意志を伝え、痛み止めなどの処方をしてもらったそうだ。ホスピス科との連携も取れている病院で、現在は医療用麻薬も処方されているとのこと。

大変なのは大きくなったシコリから出て来る血液と膿の処置。医療用パッドでは足りないので、生理用ナプキンを2枚あてて貼り付けているそうだ。暑い夏だと匂いも気になるし、出血が大量になることもあり、そのために大好きな美容師の仕事も辞めざるを得なかった。

「こうなってみて思ったのですが。。。癌が皮膚に浸潤している場合、治療を望まなくても1度も手術しないのではなく表面の癌はある程度取ってもらい、抗がん剤治療はしないという方がこんなめんどうな事にはならずに済むと思います^^」と書かれていた。(2012年8月28日 「治療しないという事」より)

吉野実香さんは、こんなことを考えられているのだそうだ。

私の最後のブログの記事は私の胸の写真を載せます。
それでブログが停止になっても、もう最後やからええし(笑)
一切治療しない乳癌というものを多くの人に知って頂いて、それを知った上で皆さんが選択する1つの材料になれば本望だから^^
だから最後の記事もアメンバー記事にはしません。
私のブログを読んで下さる全ての人にお見せします。
でも、グロテスクなので見たくない人はタイトルを見てスルーして下さいね(笑)
最後の記事は・・・
『これが一切治療しない乳癌です』というタイトルにします。
そのタイトルが書いてあったら、それが私の最期・・最後のブログです。
でも、まだ元気なんでいつになるかわかりませんよ〜
それまで皆さん!今まで通りよろしくお願いします

(2013年8月25日「私の最後のブログは・・・」から引用させていただきました。)

勝手に記事にしてしまってごめんなさい。
きっと1日のアクセスもものすごい数で、コメントへのお返事も大変。アメーバブログは会員登録しないとコメント出来なかったような・・・。なので、ここで密かに応援したいと思います。

生年月日も近くて(私の6日後に誕生されてる)、お名前も近くて、美しさはまったくかけ離れているけれど(笑)、勝手に親近感を覚えてしまいました。

実香さん、がんばって!!