rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

世代を越えた友達

私の実家の父は友達が多い。

それはもう昔からで、飲み会の後には同僚や友人たちをそのまま自宅に連れてくる人だった。母も嫌な顔ひとつせず相手をする人だったから、それもあったのだと思う。先輩からは可愛がられ、後輩からは慕われ、幼なじみもずっと友達で、おばや従兄弟たちからの信頼も厚かった(父は末っ子長男)。

父がこんな話をしていた。
「オレは今78才だが、60才を過ぎた頃から同級生がドンドン亡くなって行って、仲が良かったヤツや好きだったヤツはみんないなくなってしまった。周りを見回してみると、男は82、3才でみんな死んじゃうな。オレもいいとこ、あと4、5年かなぁ。」
「同級会とか、やたらと同じ年の人ばかりで集まることに執着するヤツもいるけど、あれってつまらないと思うんだよな。残ってるヤツに面白いのはいないし。」

父の話を聞いていると、付き合っている年代が幅広い。50代から80代まで。トシをとったので飲みに行くといっても夜9時頃には帰って来るそうだが、そこで様々な人達と知り合いになるそうだ。

「オレはこのトシになっても、まだ社会に対する怒りを感じてるんだよ。」と父。政治や歴史が好きで読書家なので、知識が豊富。「でもさ、知ったかぶりするヤツとか、説教くさいのとか、自慢ばかりするヤツは嫌われるからな。あまりひけらかすのも・・・な。」と、考えて付き合ってるとのこと。

若い人から、「政治のことや歴史のこと、私は何も知らないので、いろいろ教えて下さい。」と、言われることも多いのだとか。

9月には4才上の人と5才下の人と3人で、車で青森旅行に行く予定で計画中とのこと。父は旅行が大好きで、それは母の介護をしている時でも、弟の面倒を見ている今でも変わっていない。自分が潰れずに元気でいられる秘策なのかも知れない。

うちの長男も友達が多い。二男も友達が多くて、しょっ中出歩いている。夫は、単身赴任先の職場で、「山登り愛好会」を作ったり、「自転車愛好会」を作って大会に出たり。昨年何度か入院した時も、お見舞いに来ていただいたり、なかなか活動的である。

私は?といえば、最近は職場の仲間達以外とはあまり交流もなくなってる。高校時代、20代頃の友人や会社の先輩達とは、年賀状のやりとりのみ、である。

いわゆるママ友とも、最近はあまり交流もなくなった。ランチに行ったりもしていない。

友達って、「友達ほしい〜!と頑張ってる時に見つかる」という説と、「ガツガツしないで流れに任せて、友達いなくてもいいわ、と思ってる時に見つかる」という説があるようだ。どっちなんだろ?

ちょっと父を見習って、私ももう少し世界を広げてみようかな。