rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

実家の父が踵骨骨折で全治3ヵ月!?(3)

人間、本当に困ったときに役に立つものは家事能力である。順番からすると、料理、掃除、洗濯。

料理が一番喜ばれる。それも、そこにある材料で、いつもとは違う鍋や道具で、あり合わせの調味料で、ということになるのでなかなか大変。日頃から意識して料理修業をしていた方が役に立つだろうな、と思った。

うちの父は昔気質の人で、「男は台所に入るもんじゃない」と言われて育ったそうであるが、うちの母のリウマチが悪化してとうとう台所にも立てなくなった時から料理を始めた。母の入院中はスーパーでチルド食品の餃子を買ってきて、焼くことも知らずに生で食べていたとか。そのくらいだったのに、今では自分で何でも作っているようである。

片付けや掃除は父の方が母よりずっと丁寧で、母が亡くなってからの方が家の中がきれいに片付いているくらいである。

さて、父の一大事で弟の意識にも少しの変化が現れたようで、「コンビニまで出掛けてパンを買ってきてくれるようになったんだよ!何年ぶりだろう?一昨日も今日も。」と父が喜んでいた。歩いて約10分ほどの距離だが大きな変化である。これを機会に少しでも外に出てくれるようになったら・・・と思う。弟には、「父は大変なんだから、何でも手伝ってあげてね。」と何度も言っておいた。

18日の夜。父が突然、「お前、明日帰っていいぞ。もう大丈夫だから。職場にも迷惑掛けるだろうし、オレは大丈夫だから。」と言ってきた。「いいよ、もう少しいられるよ。」と言ったが、帰れ、帰れ、と父。「お前にばかり頼ってはいられない。明日から松葉杖と車椅子で何とか動いてみる。オレも少し体を動かさなきゃ。幸い、骨折したのは左足なんで、車に乗ってしまえば運転も出来るし。何とかやってみるよ。今回はありがとう。」と父。急遽、19日の夜に帰ることになった。

夫にメールすると、「なんでっ?こんな時こそ手伝ってあげなきゃ。もう少しいてあげたら?自宅のことだったら、◯◯(二男)ももう子どもじゃないんだから、心配することもないと思うよ。」と返事が帰って来た。いやいや、二男のことは何も心配してないんだけど(笑)。翌朝、今度は心配して電話までくれたが、やはり帰ることを伝えた。夫の優しさが嬉しかった。

午後3時頃のローカル線で帰ることになり、父が駅まで送ってくれた(運転は大丈夫だった)。

そこでまた懐かしい人に会った。改札を通り、線路を渡って2番線に立っていたら、「rosaさーん、rosaさーん。」と私の下の名前を呼ぶ声が。改札口に立っている女の人を見たら、結婚前に一緒に働いていたことがあるYさんだった!「私のことわかりますかー?」「わかるよー。」と、手を振りながら大声で会話。「変わらないねー。」「あら、rosaさんもー。離れてるからよく見えないからねー(笑)。」いやいや、若い頃と全然変わらずきれいだった。23年ぶりくらいかな?年賀状のやりとりも途中で途切れていた。

実家の方の友達とはずい分疎遠になっているけど、もしかしたらお互いに余裕が出来てきた頃に、また交流が出来るものなのかも知れない。なつかしい〜、という思いにキュンとしつつ、ふるさとを後にした。