rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

まとまった休み

父が少し元気になったので、4日に自宅に戻って来た。
しかし、仕事をしていても家事をしていても、父のことが気がかりで仕方ない。父の携帯に電話しても出なかったりすると、(すごく具合悪いんじゃないか?)と思ってしまう。

ようやく電話がつながり、「具合はどう?」と聞くと、「全然だめだ。また食べられなくなって点滴されてる。」とのこと。ゼリーが少し食べられる程度とのことで、声にも元気がなかった。

気になって仕方ないので、パート先に出勤してから店長に相談してみた。
「まとまったお休みをいただくことは出来ませんか?」「9月は繁忙期だしねぇ。人手不足だし、それはかなり難しいなぁ。うーーーーーん。」うなる店長。「でも、行ったり来たりは交通費もかかるし大変だよね。」と、シフト表を見つめる。

準社員さんが「元気そうに見えても入院してガタガタッと悪くなるお年寄りもけっこういるんですよ。」などと言ってくれて、私が抜けた所の穴埋めに協力してくれることになった。

「よし!わかりました。ここからここまでずっと休んでもらっていいですよ。穴埋めは私と準社員さんで何とかします。思い切りお父さんのお世話をしてあげてください。」と店長。

もともと19日から25日までは休みをもらっていたのだが、9日から25日まで17日間という長期の休みになった。9月はほとんど働かないことになる。

仕事辞めて父のもとで生活した方がいいのかな?とも思っていたのだが、こんな対応をしていただくと、逆に辞められない。ありがたかった。今まで仕事を頑張ってやって来てよかったなぁ、と思った。

9日は移動のみで実家の片づけ&大掃除をして、10日に父の病院へ。
「おう、来たか。いやー、脱毛してしまったよ。病院内の床屋でバリカンでやってもらった。」と坊主頭になった父と対面。

人生80年、坊主頭の父を見たのは初めてだ。私が使ったケア帽子を持って行ってかぶせてみると、まるでデューク更家。面長で目が大きいので似てる。「暑いからやっぱりいいや。」とすぐ脱いだ。

相変わらず食べられないようで点滴されていたが、思ったより元気だった。

いとこのAちゃんもやって来て、仕事が休みとのことなので2人でランチに出掛けた。
「この前、おじちゃん個室に入ったでしょ?あの時つくづく思ったの。やっぱり実の娘にはかなわないって。娘が一番いいんだよね。rosaちゃん、仕事辞めてこっちに来て一緒に暮らしてあげるといいと思うよ。」とAちゃん。この前、私が来た時に元気になった父を見てそう思ったようだ。仕事も忙しいのに、いとこには大変な負担を掛けてしまった、と反省。

田舎の連絡網の発達はすさまじく、私が実家の玄関を開けて灯りをつけたら、あちこちから人はくるし電話も掛かってきた。「こういう時はやっぱり娘なのよ。あなたも大変だと思うけど、頑張って。」「あなたがこっちに来るのが一番よね。」と口々言われた。

夜、夫にそのことを話すと、「気持ちはわかるけど。でも、自宅はどうするの?二男を放っとくのか?自宅の生活は崩壊するぞ。親戚の人たちは自分の立場でいろいろ言うけどなぁ。仕事も辞めるのか?」と言われた。

簡単に行ったり来たり出来る距離じゃないこと。父の病状が果たしてどうなのか、予想が難しいこと。もしかして意外に長く生きた場合、介護にかける時間が非常に長くなる。しかし、今の状況で一人暮らしは無理だろう。夫と二人で悩んでみたが、どうしても結論が出せなかった。

子供の生活と親の生活、どこまでどうサポートするのか。自分のすべてを犠牲にしてまでやるべきなのか。

子供のほうで引き取るか、親のいる実家に子供が移住?するのか。

難しい問題が山積してる。