昨日の朝、「明日、成人式だ。式には高校の時の同級生たちと出て、夕方、中学の時の同窓会もあるから1日忙しくなりそう。だから、今日は1日家にいて、提出しないといけないレポートとか片付けるわ。」「そう。それがいいね。成人式の日はいろいろ忙しいものね。」などという会話を次男として家を出た。
職場に着いて仕事の前にOさんと世間話をしていた。(Oさんの次男さんとうちの次男は同級生)
Oさん「今日の成人式は午後1時からだっけ？中学の同窓会は◯◯ホテルだってね〜。先生たちも全員来るんでしょ？会費は五千円くらいかしらね？」
私「えっ？今日？成人式は明日でしょ？それに◯◯ホテルの同窓会？うちは呼ばれてないなぁ？」
Oさん「なんでー？同窓会のお知らせはみんなに行ったはずだよ。それに成人式は今日だよっ！」
私「えーっ、ホント？」
Oさんは今朝撮ったという次男さんのスーツ姿の写真を見せてくれた。
「となりの袴姿が近所の◯◯くんで、その隣の袴姿が◯◯くんよ。ねっ？成人式に間違いないでしょ？」
ガ〜ン。うちの次男は1日間違えているのだ。大慌てて自宅に電話。
私「ちょっと、今日が成人式よ！！大丈夫？とにかく早く準備しなさい！！」
次男「えっ、そうだっけ？わかった〜。」
おっとり次男は全然慌ててない。くっ、大丈夫か〜。午前9時半。気づいて良かった。次男は“バスに乗り遅れそうになるタイプ”なのだ。長男は“時間よりかなり早く着くタイプ”。まったく逆なのだ。
大学は理系の学部なので、レポート提出などの課題が多いらしい。予備校のアルバイトも、個別指導の生徒が増えて忙しそう。それなのに、ピアノのサークルやバンド活動などなど、やりたいこともたくさんあり、友達付き合いも飲み会も多い。そのうえ、自動車学校にも通い始め、あまりの忙しさになかなか通えずにいる。
授業に遅刻して先生から怒られたり、趣味のイベントに何度か遅刻して「お前なんか、もう来なくていい！」とクビを宣告されたり、と苦労している。自業自得だけど。「どんなにいいヤツでも、遅刻すると信用を失くしてしまうことになるわよ。」という話をして、「本当にそうだな。今年からはそんなことがないように、絶対遅刻しないようにするよ。」と決意を新たにしていたのに。
遅刻ではなく勘違いだけど、ぎりぎりセーフ(ほっ)。今回はOさんに感謝。
次男は成人式でたくさんの旧友たちと会い、思い切り楽しんだようで、午前2時頃に帰って来たらしい。朝起きてからガラガラの酒やけ？の声で、楽しかったことを弾丸トークしてくれた。
「女の子たちはみんなすごく変わっちゃってて、誰が誰かわからなかった。でも、喋ってみると中身は昔と変わらなかったな。」
成人式と同窓会の間の時間は、浪人時代の友人たちと会っていたようで、それが一番楽しかったらしい。いいな、一緒に苦労した仲間。
今日は爆弾低気圧の影響で、仙台も雪国かっ？と思うくらい真っ白に雪が降り積もった。だから、昨日の成人式で良かったなぁ、と思う。「まるで動物園かと思うくらい、にぎやかでうるさい学年です。」と先生たちを悩ませた元気いっぱいな学年だったが、大人になってみんな落ち着いたのか、荒れることもなく、地味な成人式だったらしい。
「今日は高校の時のみんなで集まろう、ということになってて。こんな天気だけどどうしよう。でも、やっぱ行きたい！」と、次男は夕方出かけて行った。こんなすごい爆弾低気圧の中だけど、どうしても行きたいらしい。ゆっくり楽しんでおいで。
