rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

ハーセプチン11回目

ハーセプチン11回目投与のため病院へ。

午前9時半には病棟に到着。タイミングが良かったらしく、ドクターの血管ルート確保、血液検査もサクサクと終わり、点滴もサクサクと終了。いつも待たせられる会計も待ち時間なくサクサク。12時前には病院を出ていた。

看護師さんとの面談も、「どこか具合が悪かったり、困ってることはありませんか?」と聞かれて「えーっと・・・特にないです。この3週間、ほとんど何も考えずに来ちゃいました。」と答えると、「あれーっ、なんか聞いて逆に悪かったかなー、なんて感じですね。あははは。」と笑われた。なので、面談も短時間で終了。

至って元気、なのだ。体調も良いし、辛いところもない。次男の受験以外のことはほぼ頭になかった。単にノーテンキなだけなのかも知れないけど。

関節痛も全然大丈夫な感じだし、ホットフラッシュも忘れてる(こちらは時々あるけど気にならない程度)。風邪もひいてないし、インフルエンザにもかかってない(職場ではスタッフの子供たちが次々にダウン)。

困ってることといえば、食事がおいしくて体重が増加する一方なのと(涙)、爪がもろくて切れやすいことくらい。看護師さんは抗がん剤の影響っぽくいうけど、私はこれはハーセプチンの影響だと思うな。

元気なのに病院通いをして点滴を受ける私。うーん、なんか妙な感じ。。。

今日は2人部屋だった。もう1人の方も点滴で日帰りだったが、ご主人が付き添っていておしゃべりされていたので、私がお話しするチャンスはなかった。

「○○さん、アブラキサン来ましたよ。点滴始めますね。腕は、右と左、どっちがいいかしら?」
「どっちでも〜。先生のやりやすい方で。」
という声が聞こえた。
アブラキサン?腕はどちらでも、ということは、両側とも手術した方なのだろうか?アブラキサンを調べてみた。

アブラキサンはタキソールをより使いやすくした薬剤

アブラキサンは今年(2010年)7月に承認された薬剤で、従来のタキソールを改良した薬剤になります。アブラキサンの有効成分はタキソールと同じパクリタキセルですが、薬剤を溶かす溶媒が異なります。
パクリタキセルは、水に極めて溶けにくいため、タキソールでは溶媒として無水アルコールとクレモホールEL(ポリオキシエチレンヒマシ油)を使っていますが、この溶媒が原因でぜん息様の呼吸困難や発疹などの重篤なアレルギー反応を起こすことがあります。そのため前処置として、ステロイド薬、抗ヒスタミン薬などを投与する必要がありました。
また、アルコールがだめな方には使いにくいという欠点もあり、点滴時間も長く、3週間毎に投与する場合、3時間の点滴時間が必要でした。
一方、アブラキサンは、ヒト血清アルブミンにパクリタキセルを結合させることで難溶性の問題を解決しています。タキソールで用いた溶媒は使われず、アレルギー様症状を起こしにくいため、前処置も必要ありません。アルコール過敏症の方にも投与できます。投与時間(3週間に1度の点滴静注)も約30分とかなり短くなります。また、アブラキサンのほうがタキソールと比べて有効成分の体への浸透度が高く、より高い効果が見られます。しかしその分、手足のしびれなどの神経障害もやや強く現れる傾向があります。
費用の点でも違いがあります。アブラキサンの投与量は1回につき約400ミリグラムで、費用は3割負担で7万円弱位(薬の費用のみ)。一方のタキソールは後発品も出ており、アブラキサンと比べて値段も安く、両剤には倍以上の差があります。この点は高額療養費制度を用いることで解決できると思われます。このようにアブラキサンにも注意すべき点がありますが、再発治療の持ち駒が増えたという点で十分に意味はあります。データ上は効果もタキソールより優れています。したがって、ご相談者の場合、アブラキサンに替えるのも1つの手だと思います。
(2010年12月号 がん相談/乳がん 回答者:上野貴史さん 板橋中央総合病院外科医師)

進行再発乳がんの治療 Q&Aより引用

アブラキサン、高いのね〜。私はアルコールは全然平気(秋田出身なので酒は弱くない)だけど。いろいろな治療方法があるものだなと思う。