rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

乳がん患者だけど働きたい!

近藤誠医師のことを調べているうちに、こんなブログを見つけた。がん治療の虚実

こちらのブログテーマの中に、「がん治療・七つの習慣」というのがあり、以下のようにまとめられていた。

第一の習慣「今日一日区切りで生きよ」→一日一日が小さい人生だ
第二の習慣「将来に展望を持つ」→どんな苦痛でも自分に期待している未来があれば耐えられる
第三の習慣「学習する」→困難や苦痛があればこそ工夫する理由が生まれる。
第四の習慣「目標を設定する」→小さな目標でも紙に書いて達成せよ。その記録があなたの自信の源泉だ
第五の習慣「仕事をする」→誰でもどんな状況でもあなたしかできない役目がある
第六の習慣「笑い」→悩みも笑わされることでなぜかすっきりする
第七の習慣「仲間を作る」→戦友の助けを借り、支援する機会が自分を泥沼から引き上げてくれる

こちらのブログは宮崎県で消化器がんの治療に携わっているドクターが書かれている。

私が注目したのは、第五の習慣「仕事をする」の項目。

「仕事をしないとどんな問題があるかというと①本人の楽しみを奪い自信喪失につながる。②意欲、筋力、体力を奪う。③四六時中がんの事が頭から離れにくくなる。と言ったことが挙げられます。」と、書かれていて、患者さんたちの実例を挙げられ、詳しく解説されていた。

読んでいるうちに、「抗がん剤治療を受けながらでも仕事は続けられるんだ!」という、やる気がムクムク湧いてきた。しかも、「ここは絶対譲れないところです。」と、ドクターも強調している。希望がないものは読みたくない、と思っていたので、未来への展望がひらけて来た感じだ♪
(sho様。ブログから引用させていただきました。ありがとうございました。)

私は結婚以来ずーっと長いこと専業主婦だった。正確には、長男がお腹にいた頃までは派遣社員としてデータ入力の仕事をしていた。その後の専業主婦時代が長かったのは、やはりここでもまたグルの影響なのである。

彼女が悪かったわけではない。私が彼女に憧れて、彼女のようになりたくて、「家の中で趣味を楽しむ」というライフスタイルを選んでいたのだ。全部、責任は自分自身にある。

自宅で○○ノ教室を開いていたグルは、手芸、語学、ゲーム、料理など非常に多趣味で、家の中で趣味に没頭するのが何よりも幸せ、という人だった。彼女と長電話でおしゃべりするのも楽しかったし、私も同じようになりたくて、いろいろなことにチャレンジした。

しかし、人には持って生まれた本分のようなものがあるようで。外に出てパートとして働くようになってから、自分は家の中でじっとしてると煮詰まるタイプだったのだ、ということがよくわかった。こんなことなら、もっと早く仕事を始めれば良かった・・・とも思った。

グルと決別した一件も、当時、ヤフーのオークションを使って仕事を始め多忙を極めた彼女と、連絡をとる方法が全てメールやミクシィだったことも大きいと思う。人と人とのコミュニケーションは、やはり直接会って目と目を合わせて、ということが基本なのだ。何もかも在宅で、というのは私にはムリだった。

外に出れば年代も性別も生活環境も様々な人たちがいて、専業主婦だけの世界とは全然違う。毎日、雑多なことの対応に追われるし、お客から文句を言われたり怒られたりすることもある。

だけど、それが楽しい!仕事から学ぶことは大きいのだ。多分、どんな世界でも。

真面目に丁寧に仕事と向き合っていても、気難しいお客から散々言われてしまうこともあるし、イチャモンをつけられることもある。ただ、うちの職場はスタッフみんなの仲が良く、和気藹々としていて笑い声が耐えないので、嫌なことがあっても立ち直りは早い。これは財産だ。

おまけに、子供さんが保育園で発熱して呼び出しが来たり、インフルエンザに罹ったり、ノロウィルスに感染したり、と、みな何だかんだと休むことがあるので、「具合が悪い時はお互いさま」という意識もある。これはありがたい。

がんの治療にはお金がかかるし、動けるうちはドンドン動いて仕事をしたほうがいい、と思う。