rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

治るガン・治らないガン

乳がんって、早期に見つかれば完治出来るんでしょ?良かったね。」などと言われるたびにドキッとする。乳がんは治るのか?手術後10年以上、再発・転移がなければ、“寛解”と言われるらしいが、この場合でも医学的には“完治”とは言わないらしい。10年以上たってからの再発・転移もあるわけだから。

ネットでいろいろ情報を集めてみたが、医師に「早期の場合は90%くらいの人が完治します。」と言われた、などというものもあった。

とある医師のブログにこんなことが書かれてあった。
国立のがんセンター発行の研修医向けの本の中で
「以下にあげるガン(悪性疾患)以外の、すべてのガン(悪性疾患)は、抗癌剤治療では治ることは無い。」という記述があったとのこと。

A群 急性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、ホジキン(Hodgkin)リンパ腫、非ホジキン(Hodgkin)リンパ腫(中・高悪性度)、胚細胞腫瘍、絨毛ガン ←これらは、抗がん剤治療の絶対適応で治癒も期待出来る。

B群 卵巣ガン、乳ガン、小細胞肺ガン、非ホジキン(Hodgkin)リンパ腫(低悪性度)、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、骨肉種、前立腺ガン、 ←抗がん剤治療で治癒することは難しいが、延命効果は十分に期待出来る。

C群 小細胞肺ガン以外の肺ガン、胃ガン、食道ガン、大腸ガン、膀胱ガン、子宮ガン、頭頚部ガン ←抗がん剤治療で延命効果は認められるも、症状の緩和、QOLの改善が大きな目的になる。

D群 その他のガン ←抗癌剤治療の有効性は低く、延命効果も不十分。

「A群の種類のガン以外、抗癌剤治療ではガンは治ることはない」

※以上は2003年10月発行の第3版より。2010年6月第1刷の最新版(第5版)で、「大腸ガンはB群に格上げ」されたらしい。その他の詳細は不明。「イレッサについて・続き」参照。

こちらのブログです。

急性骨髄性白血病や急性リンパ球性白血病は、今や治るガンなのね。私が10代の頃は、ドラマの中でも“不治の病”として悲劇のテーマになっていたのに。リンパ腫は悪性度が高い方が治りやすい?のかな。

乳がんは治癒出来るグループではなく、延命効果ありのグループに分類されている。ガンの中では進行もゆっくりで、元気でいられる期間も長いからだろうか。

この記事を最初に読んだ時は、やはり衝撃だった。「完治出来る」という言葉と、「完治は出来ないけど、元気でいられる期間を長くすることは出来る」という言葉では、受け取るイメージがまるで違うから。

あらゆる治療を試みても再発する人は再発する、という情報も目にした。自分はどうなるのか、なんて誰にもわからない。ガンの治療方法は進歩しているけれど、まだまだわかっていないことが多いらしく、なんて手強いヤツなんだろうと思う。

しかし、白血病が治るようになった、なんて、私が10代の頃からしたら想像も出来なかったわけだし。やはり希望は持ち続けたいと思う。