約2ヵ月の夏休み中の長男(大学生)は、月半ばくらいまではこちらにいるのだろう、と思っていたのだが、「新規の申し込みが次々来てるようだから、オレ、そろそろ帰るわ。他のスタッフばかり忙しい思いさせたら申し訳ないし。」ということに突然なってしまった。
家庭教師、個別指導の講師などを紹介する仕事をしているのだ。この夏休みは、自宅で教材作りを中心にやっていたのだが、いつまでも悠々自適というわけにはいかないようで。バタバタと慌しい。
昨日の朝、「ちょっと街に出て、教材探して来るわ。夜行バスで帰るつもりだから、いったん帰宅して夕食食べて、今夜出発する。」と言っていたのに、昼休みにメールを見たら、「悪いけどこのまま直に帰ることにしたから。じゃ。」と、急遽変更したらしい。
嵐のようにやって来て、嵐のように去っていく。長男らしいなー。
しかし、仕事から帰って玄関を見てみたら、いつも履いていたスニーカーがなぜか残ってる。何か違う靴(夫のとか次男のとか？)でも履いていった？と思って調べてみてもそんな形跡はない。
もしかして、サンダル？それもあのツッカケタイプの？それが一番怪しい・・・。
長男にメールで聞いたが、どうもはっきりとは答えない。やはりサンダルばきで、着の身着のままで帰ったらしい。
「大丈夫。必要なものはちゃんと持ったから。」
と言っていたが、母は心配だよ〜。きっとTシャツ、短パン、サンダルという、超・ラフな格好で、高速バスに乗ったのだろう。
「年末には帰ってくるんでしょう？」と聞いたら、「ビジネスコンテストっていうのに応募しようと思ってて、それに出るとなると年末年始も帰れなくなりそうだ。仕事柄、3月も忙しそうだしな。」と、寂しい答えが返ってきた。
息子の成長は嬉しいし、もっともっとガンバレ！と、“心はいつも応援団長”なのだが、しかし、やはり、親心としてはちょっぴり寂しい。
このほろ苦〜い感覚、自分も親に味あわせていたのだろうな、と思うと、ちょっと切ない。
