rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

落としどころ

「欠席します。」のメモを置いて来た翌日、店長に呼ばれた。

「ベテランパート全員の総意としてイベントを欠席する、理由は時給を上げてもらえなくて不服だから、とのことですが、rosaさん個人としてはどうなの?本音で話してもらいたいんだけど、rosaさんは自分の時給についてとても不満ですか?」

「時給に関しての不満をぶつけてくる、ということは、普通は退職覚悟でするくらいのことだよ。辞める気があってやってるんですか?」

「そもそも、時給のことは他の人には言わないものでしょ?会社と個人での契約なんだから。」

「イベントをみんなで欠席したところで、会社は何にも変わらないよ。そんなことで時給を上げるようなことはないし。rosaさんは大人だから、こういうことはよくわかってるでしょ?」

なかなかスルドイ。私は仕事のことになると、「私が、私が」と主張するタイプではなくて、全体を見て考えるタイプなのだ。

時給を一律上げるという話のあと、数日後に覆された時も、「私は今のままでいいです。」とバイトのK君と店長に言っていた。なので、今回のこの騒動は自分のためというよりは、周囲のパート仲間のことを思っての行動だった。

「店長のお話はよくわかりました。でも、今回はベテランパート全員でまとまって不満を表明した方がいいと思います。なので、欠席します。」と私。しかし、店長も引かない。結局、平行線のままだったので、最終的な出欠は保留、ということになった。

一昨日、私は休み。会社の上層部の役員たちがやってきて、パート一人ひとりと面談を行ったそうだ。しかし、中心となって強硬に反発しているパートたちは一歩も引かない。「納得出来ません!」と突っぱねたので、3日続けて役員たちがやって来て面談を行った。

一緒に遅番をやってるAちゃんがとうとう折れた。「本当に辞めるのを覚悟で言ってるんですか?と言われて、そこまでは考えてなかったから。出席します、と言っちゃったわ。自分がヘタレ過ぎて悲しかった。みんなにあやまったわ。」とのこと。準社員Rさんも出席するとのこと。

昨日、出勤してすぐに店長に「どうしますか?」と聞かれたので、「わかりました。私も出席しますよ!」とやさぐれ気味に返事をした。もういいわ、と思った。

その後、上層部の役員さんと面談。「今回のこのやり方は、まるでケンカをふっかけるみたいで乱暴で関心しない。私だって人間だから、ちゃんと話し合いをしましょうよ。」と、今回の時給交渉に関して詳しくわかりやすく説明してくれた。納得出来た。

「私は今までいろいろな店を回って現場を見てきたけど、売上も悪くてうまく回ってない現場ほど、パートさんたちの不満が多いんだよ。私が、私が、私が、って、自分の不平不満ばっかり聞かされる。仕事をする喜びって、そんなことじゃないでしょ?原点に帰って、お客様に喜ばれる店づくりを考えてもらいたいんだよね。」というお話も聞いた。

最終的にはベテランパート強硬派は反発したまま欠席、私とAちゃんと準社員Rさんはヘタレなので出席、あと新人さんたちは全員出席となった。

今回のこの騒動が今後どのような影響を及ぼすのか?今はまだ何とも言えない。
友人たちに話したら、みんな興味津々だった。どこの職場でもいろいろ問題を抱えているようである。