rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

夫、3度目の入院(自然気胸)

昨日、仕事から帰ってすぐ夫から電話があった。
「やらかしちゃったよ。また入院になってしまった。」
「えーっ、入院って?」

また自然気胸である。
5月に8日間入院して、6月は北海道旅行。帰って来てまた具合が悪くなり、7月に2週間入院。8月は夏休みで少しゆっくり出来たけど、9月になってまた・・・。

「❍❍(長男)と電話で話してたら、セキが止まらなくなって苦しくなって。これはマズイと病院へ行ったら、即入院になっちゃった。肺が半分くらいまでしぼんでいたらしい。」
夫の声には元気がなかった。短期間の間に3回も再発を繰り返すなんて・・・。

ネットで調べたらこんなサイトがあった。

繰り返す自然気胸

【質問】
 21歳の会社員です。3年前に自然気胸になり、現在までに4回再発しています。右1回、左3回のうち、左2回目でカメラでの手術を受け、気腫(しゅ)性嚢胞(のうほう=ブラ)を取りました。しかし今年4月に、左3回目の再発をしました。まだ右にもブラがついています。なるたびにチェスト・ドレーンという管をつけています。治る方法と原因を教えて下さい。

◎ケースバイケースで治療法を選択
【回答】
 自然気胸とは肺に穴があいて虚脱してしまう病気で、いわゆる〝肺のパンク〟です。多くは肺表面にできた気腫性嚢胞という小さな袋がはじけて、空気が胸腔(くう)内にもれてしまうことが原因ですが、なぜブラができるかははっきりわかっていません。

 治療は胸腔内にドレーンを入れて脱気する胸腔ドレナージという治療法がまず選択されますが、この治療のみでは約50%が再発すると言われ、手術によりブラを切除することが最も確実です。

 近年では、胸腔鏡の普及により低侵襲でブラを切除することが可能となりましたが(図)、一口にブラといっても単発か多発か、小さいか大きいかによって治療の難易度が異なり、10%前後は術後再発をします。

状態によっては、薬によって胸膜を癒着させる方法もありますが、将来を考えれば安易な癒着は禁物です。ケースバイケースで治療法を選択するのがよく、胸部CT等でブラの状態を把握し、再手術(胸腔鏡手術も可能)がよいか、癒着療法を含めた保存的治療がよいかを判断してもらいましょう。

 予防としては完全なものはありませんが、(1)禁煙(2)大気汚染(排気ガス等)をさける(3)風邪をひかない(4)十分な睡眠、栄養が大切と思います。

鳥取大学医学部第二外科・中村廣繁)※鳥取県医師会 健康相談より転載させていただきました。

良性疾患だけどなかなか厄介なのだ。しかも、札幌転勤のため、引越しの準備もしなきゃいけないのに、このタイミングで・・・。

どうしたらいいんだろう?これはやはり夫のいる京都に行かなくては。それとも、転院を考えたらいいのか?名医を探せばいいのか?難題に頭を抱え込んだ。どっちみち、肺が半分程度になってるわけだから、しばらくは安静にしているしかないだろう。

悶々とした気分で仕事をこなし、帰宅して夫へ電話を掛けた。
「私、明日にでもそっちへ行くわ。」
「えっ、なんで?来なくていいよ。再発3度目だから、今回は手術することになりそうだよ。今日はCTを撮った。難しい面もあるみたいだけど、手術するしかないみたい。その時には来てもらわないと困るから。多分一週間くらいは様子を見て、それから手術だろうな。」
「わかった。すぐに行けるように準備しておくね。」
「俺、あまり長くないのかもな・・・。」
「なに言ってんの!絶対あきらめちゃダメだからね!」

夫は転院はイヤだという。
「そんなのは失礼だし、基幹病院なのだから高レベルな医療を受けられるから大丈夫。ここで手術してもらうよ。」ということなので、夫の希望を優先することにした。

単身赴任生活丸8年。夫の体は悲鳴をあげているようだ。
「亭主元気で留守がいい、だよね〜。うちの夫も単身赴任してほしいわ〜。」と言われることが多いけど、単身赴任はかなり大変である。病気した時など、本当に辛いな、と思うことが多い。

まだまだ安心できない秋の夜である。

☆   ☆   ☆

ナインティナインの矢部っちさんも気胸で入院したらしく、10日朝のニュースで報道されていた。報道では「肺気胸で入院。3日から5日で退院予定」とのこと。
「痩せた若い男性に多いんですよ。有名人では、嵐の相葉くん、やしきたかじんさん、和田アキ子さん、佐籐健さん津川雅彦さん。イケメンが多いんです。」とキャスター。嵐の相葉くんは両側だったらしい。

というわけで、自然気胸はなぜか今注目されている(?)。