rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

乳がんになってから食べなくなったもの

昨年の9月に乳がんの告知を受けてから早1年。

この1年の中で、ほとんど口にしなかった食べ物といえば、私の場合は「グラタン。」

牛乳はもともとほとんど飲んでいなかったのだが、バターたっぷり牛乳たっぷりのエビグラタンが得意だった私は、秋冬の夕食に好んで良く作って食べていたのだった。1年前までは。

お菓子やパンも大好きで、毎日のように食べていた。バター、牛乳、乳製品、小麦粉、砂糖は、大量に摂取していた。そんなわけで、「乳がんの原因は牛乳や乳製品?」といわれると大変気になった。

ジェイン・プラント氏の乳がんと牛乳」という本も読んだ。本の感想についての記事はこちら

↓こちらはAmazonの内容紹介文。なぜか“転移”と記載されている。局所にまた出来た場合は“再発”が正しいのでは?リンパに出来た場合は領域再発のはず。というわけで、“再発”に直した。

・世界15か国で翻訳された、400万部のベストセラー。

乳がん発症 → 乳房切除 → 5年後に再発 → 2週間後に再々発 → 放射線療法 → リンパ節に3度目の再発 → 放射線による卵巣摘除 → リンパ節に再度、鶏卵半分ほどの大きさのがん発症 → 牛乳・乳製品・乳牛肉の摂取をやめる → リンパ節のがんが小さくなり消滅 → 15年間一度も再発なし。
……以上が、42歳で乳がんになったプラント教授の乳がんの歩みである。たたいても、たたいても、消えないがんにおびえながら、プラント教授は、自分がなぜ乳がんになったのかを調べ始める。

・プラント教授は、最初に乳がんになったあと、ブリストル・ダイエットという有名ながんの食事療法を取り入れた。これは、油・動物性食品・塩分・カフェインなどをとらず、野菜や果物、ヨーグルトなどを多くとるという食事療法であった。しかし再発! 余命は長くないと、医者からも告げられる。……愕然とするプラント教授は、それでもあきらめなかった。学術論文を読みあさり、まさに命がけで研究を続ける。そしてついに、プラント教授は乳がんの真犯人を探り当てた。それから15年。プラント教授の乳がんは一度も再発していない。

・プラント教授が本書でその研究を発表したとき、多くの科学者がこれを批判した。だが、一人としてプラント教授の説をくつがえすことはできなかった。やがてプラント教授は、医学の発展に貢献したとして英国王立医学協会の終身会員となる。そしてもちろん、いまも元気で活躍を続けている。

──私が乳がんになる2年前に、このような本が出ていたら、私が乳がんになることはなかったであろう。──ジェイン・プラント。

いろいろ調べていたら、こんなブログを見つけた。Dr.Jasons blog
「国別の乳癌発生率と乳製品の摂取量の間にはとても高い「正の相関関係」がある。乳癌発生数と乳製品の摂取量の相関係数は 0.929 である」という記述があり、それを示すグラフもあるのだという。

ニュージーランドが,オーストラリアよりも乳がんの発生が多いことについては,以下の仮説を持っている.オーストラリアでは食肉牛の牛肉が相対的に安いため食肉牛の牛肉が多く消費されている,それに対してニュージーランドでは,乳牛を含む牛肉がひき肉の形で消費される比率が高い.乳牛の肉は,食肉牛よりも「乳がんと牛乳」の中で指摘されているとおり,IGF-1(インスリン様成長因子1)もホルモンも濃度が高い.

このように,ほんの少し統計データをみただけでも,乳製品の摂取が多い国では,明らかに乳がんの発生数が多いことが,非常に直感的に理解できるだろう.

やはりそうなのか?
手術入院の時にドクターに、「牛乳は乳がんに良くないって聞きますけど、やめた方がいいんでしょうか?」と質問していた人がいた。ドクターの答えは、「特定の食品がどうこう、ってことはないですよ。気にしないで飲んでください。何でもバランスよくとることが大事です。」ということだったけど・・・。

南雲吉則医師によると、「動物性食品のとり過ぎもがん発病の原因になる」ということだが、甘いお菓子をやめられない女性たちには、安価な菓子を食べるのをやめて最高級なお菓子をたま〜に食べる、という方法を薦めている。(Yahoo!ブログ、錆びない生き方より)

この1年、そういえばチーズもほとんど食べなかった。バターは料理にちょっと使った。
あ、でも、主人の妹がルタオのチーズケーキセットを送ってくれて、おいしくいただいたことが2回あった・・・。ちょっと後ろめたい気持ちになりながら。

完全に絶つのは難しい。そして、完全に絶ってもそれで本当に再発しないのか?という疑問も残る。この問題に関しては、“完全なる答え”はまだ見つかっていないような気がする。そもそも、食事療法でがんが治るのか?ということにもつながることで。

いろいろな方のご意見をお聞かせください。