rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

バイク中年

夏休み前に夫から電話があった。
「バイクで帰ろうと思ってるんだけど、どう思う?」

もちろん、大反対!単身赴任先の京都から自宅(東北地方)まで、いったい何時間掛かるっていうの?もう、トシ(52才)を考えなさいよ、と。

しかし、その翌日、仕事から帰ったらすでに夫が自宅に着いていた。

前日の夜出発し、途中2時間だけ仮眠をとり、休憩しながらも高速を突っ走り、なんと17時間かけて帰って来たのだそうだ!!無茶なのだが、どうしてもやってみたかったらしい。

ちなみにバイクは中古で250cc。帯広出身の夫は、その昔、自転車少年だった。広い北海道のあちこちまで自転車で冒険を楽しんだのだそうだ。

うちの息子たちはバイクには乗ったこともない。夫は、風を切る爽快さを教えたくてうずうず。

翌日は、長男を後ろに乗せてツーリングを楽しんだのだった。そうしたら、バイクが故障。ベルトが切れて変速がきかなくなったらしい。バイクは修理に出される羽目に。

夫、がっくり。まあ、帰るのには間に合ったので良かった。

「休日はごろ寝でテレビ」なんてダラダラ派のダンナ様も多いと聞くが、うちの夫はいつも忙しく動き回るタイプである。

夫の夏休み、一週間のうち、私は5日間仕事だった。

その間も、庭の雑草取りを3日間ほど手作業でまめに続け、ウッドデッキにペンキを塗り、私を会社まで送迎し(バイクが壊れたので、そうせざるを得なかった)、時には息子たちに昼ごはんを作って食べさせ、調子が悪くなっていた私のパソコンもメンテナンスしてくれた。

夫は京都で単身赴任、長男は神奈川で自炊生活(大学生)、次男は高3で受験生、私はサービス業のパートとして働いている我が家は、家族4人水入らずでゆっくりできたのは2日間だけだった。夏休みの楽しみが終わってしまって、今日はちと寂しい。

一番最初、「名古屋への単身赴任」が決まった時、長男は中1、次男は小6だった。

名古屋には友人も知り合いも一人もいない、という状態からのスタートで、心細いことこの上なかったようである。

それが山登りが趣味になり、とうとう会社で「山登りの会」を結成するまでになった。一人で気ままにハイキング、という時もあるし、仲間と一緒に遠出して山登りを楽しむこともあるようだ。

私が知らないうちに、マウンテンバイクを買っていたり(今は長男が通学に使用中)、電動自転車を買っていたり(必要なくなったので自宅に送った)。今は折りたたみ自転車を買って、観光地巡りを楽しんでいるようである。

未知の土地だった名古屋を皮切りに、京都、奈良、大阪、北陸地方、と足を伸ばして、全国制覇も近いような勢いである。

うらやましい〜。
私なんて知ってるところの方が少ない。あぁ、旅行したいな〜。