ラストケモから9ヵ月。
前髪とトップの毛がなかなか伸びなくて、「脱ウィッグ」はまだまだ遠い先の話。
一年使い込んだウィッグで暑い夏を越えるのも辛くて、メルカリでトップピース(部分ウィッグ)を探して見ていた。
有名メーカーのポンキュッキュッと使えそうなウィッグがたくさん出品されてる。
「購入したものの、長い間使わずにしまってありました」とか、「家族が購入したものの、試着のみの美品です」とか、状態の良いものばかり。年月は経っているようだけど、普通に買ったら結構なお値段のものばかりである。
よし、購入してみよう！ダメだったら、またメルカリに出品すれば良いかも、とかなりじっくり調べて吟味して選んだものを購入した。
スムーズに取引は進み、翌日、仕事の休憩時間中にスマホに「発送のご連絡」が来たと思ったら、「配送手続き中、バーコードが出る前に発送通知を押してしまいました。」と出品者様。
「キャンセルして再度取引をするか、住所を連絡していただければすぐに配送手続きいたします。」とのこと。休憩時間が終わりそうなタイミングだったので、「帰宅後にまた連絡します。キャンセルして再度取引、でお願いします。」と連絡した。
帰宅後、メルカリの取引画面で出品者様と連絡を取った。
「出品者都合でキャンセル」にすると取引メッセージ画面は使えなくなるので、お互いの住所、電話番号等も伝えた。出品者様はメルカリを始めて間もないようで、大変困ってる様子だった。
私は、以前、購入したものと違う本が届いた経験があった。その時の出品者の方は、自分でいろいろ調べて連絡してくれて対応が見事だった。ミスした時のお手本のような対応ぶりだった。
「明日、午前中にお電話してもよろしいでしょうか」と聞かれたが、「わざわざお電話いただかなくても大丈夫ですよ。」と断った。
翌日。「私のミスでご面倒をおかけして申し訳ありません。取り敢えずキャンセルさせていただきました。代金の返金があるまでとても心配です。」と連絡が来た。この日の連絡はこれだけ。
出品者はキャンセル申請フォームで事務局に取引キャンセルを伝える。さて、購入者はどうしたら良いのか。よくよく調べたら、「出品の際に設定した発送までの日数を経過した翌日の0:00に購入者にキャンセル申請フォームが表示される」とのこと。これで私が「同意する」を押して送信して、それから事務局から返金される、という仕組みらしい。結局、15日の0:00を過ぎるまで何も出来ない。
今日の朝、(もしかして出品者様は取引画面をもう見られなくなってるかも。)と思い立って、電話番号でSMS(ショートメール)を送ってみた。15日にキャンセルが成立してから、私専用にして再度出品してもらおうと思ったのだ。
すると、「何度もご連絡いただきありがとうございます。昨日から体調悪く、今から再検査に行きます。」と来てびっくり。
「体調が悪いのに申し訳ありません。無理なさらずにお大事になさってください。」と返信してから、いろいろ私も考えて、「かなり体調が辛そうですので、今回はキャンセル成立した時点で取引を終わらせていただきたいと思います。」と伝えた。
だって、「昨日から体調悪く...」ってことは、このメルカリトラブルが原因に違いないわけだから。反応やら文面からも、調子の悪さが垣間見えた。
「私は高齢なので何事もうまく行きませんが。せっかくのご縁なので差し上げるつもりでした。」と返信が来たので、丁重にお断りさせていただいた。
どのくらいの年齢の方なのか分からないが、こちらが購入したことで大変な負担を掛けてしまったようで、申し訳なかった。
...しかし、冷静に考えると。私は何も悪くないのだ。普通にメルカリに出品されていたものを購入手続きしただけで。なんだか、とっても疲れた。
数日前、小さなポーチを購入した時も、商品が届いてびっくりした。
リサイクルの茶封筒をポーチのサイズに合うように切って、封が開いた状態でポストに届いていた。細いマスキングテープみたいなのを貼っていたが、すごく雑ですぐに剥がれたようだった。よく無事に届いたものだ。
メルカリを楽しむ人の数は膨大に増えたと思われるが、民度は下がってる?立て続けにこんなことばかりあると、さすがに私も慎重にならざるを得ない。
