rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

2月で結婚30周年

2年前に実家の売却が決まり、片付けていたら昔の写真がいろいろ出て来た。

母方の祖父母の結婚写真。

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大正5年12月24日 祖父29才 祖母19才

 

うちの両親の結婚写真。

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昭和35年4月17日 25才?だったかな。私はどちらにも似てない。

 

最近、何気ない普段の雑談の中で、夫の口から出た言葉に驚いた。

「本当のことが知りたいんだよね。真実は何か。それを追求したいんだ。」

なんと!日頃私が思ってること、そのものじゃないか。それも心の中だけで。そんな話をした覚えはない。

 

またある日は、「頭のいい人たちがどんな事を考えてるのか知りたい。どんな風に物事を捉えて思考しているのか。論理を組み立てているのか。」とも言い出した。

ギクッ!それもまた日頃私が思っていた事だ。エスパーか。

夫の場合は政治経済やテクノロジー。私の場合は発言小町とジャンルは違うけど(笑)。

 

夫も私もストレートに思いをぶつける方だったので、喧嘩が絶えなかった。それが改善されてきたなぁ、と感じたのは2年ほど前。ここ一年は喧嘩もしていない。

単身赴任から戻って来て、「こういうことに今興味を持ってる」「この本が面白い」という感じのコミュニケーションが取りやすくなって、夫の趣味に付き合って外出することも増え、日々の楽しみの総量が増えた。

 

夫婦関係に悩んでいた過去の私に教えてあげたいくらい。「大丈夫だよ」と。

ちゃくまさんのブログ「簡単に暮らせ」を読んでいたら、まさに同じような記事があった。(引用させていただきます)

www.kurase.com

数日前のKさんとのランチで、「私はメルカリもヤフオクも全く出来ないのよ。妹も苦手だから。片付けたいのに困っちゃうわ。」と言われて、(パソコンオタクの夫がいるお陰で、私はずいぶん恵まれてるなぁ)と改めて思った。

ヤフオクもメルカリも私の方が先に飛びついて、適当に始めたら面白くなり、後で夫もやるようになった。息子たちには、「母ちゃんはパソコンのこと良く知らないのに、ヤフオクでいろいろやってたよね。」と言われる。何とかなるものである。

そうやって影響しあいながらの30年、なかなかの歴史である。

 

母親は娘がいると満足する

友人Kさんとランチした。Kさんがいきなり、「私ってば妹とベッタベタでー。もう、妹とベタベタ一緒にあっち行ったりこっち行ったり。弟(50代独身)ともベタベタだし。このトシで。私は実家の母親も大好きで、いまだにマザコンよー。もう恥ずかしいわー。」とベタベタぶりを告白。

Kさんの妹家族は十数年前に近所に引っ越してきて、濃い付き合いを続けている。

「私は息子一人だし、妹は男の子三人。だけど、姉妹でよく会ってるし、実家の母親とも行ったり来たりしてるから、お喋りも出来て満足してるの。弟も一緒にみんなでステーキ食べに行ったりしてるし。」

「でもね、友人にこういう話をすると、なにその家族?ベタベタし過ぎて気色悪い!とか言われちゃうの。」

「娘がいる人は、娘とベタベタ出来て満足するみたいね。今はみんな母娘仲がいいものね。私と妹は娘がいないけど、女同士、近所で良かったわ。」

Kさんの話を聞いて、なるほど〜と頷く私。

 

パート仲間のAさんのお姑さんの話題を振ってみた。お姑さんは先月から入院中。精密検査の結果、余命一年くらいだろうと宣告されたという。ご主人が埼玉に住む義姉に連絡したが、義姉からは返事も来ない。

以前、他の病気で半年ほど入院した時も一度も見舞いにも来なかった。

「実の親なのに心配じゃないのかしら?普通、あり得ないわよね?意地悪で気難しくて苦労させられた姑だけど、いくらなんだってひど過ぎるよね。」とAさんは呆れてる。

 

「実の娘が見舞いにも来ない、連絡しても返事もない、って、意外と介護現場ではよくある話よ。」とKさん。Kさんは介護パートの仕事をしてる。

「その義理のお姉さん、娘さんがいるんじゃない?」そうそう、娘もいるし、生まれたばかりの孫もいるらしい。

「娘がいると、母親は娘との関係で満足しちゃうのよね。さらに孫がいたら可愛くってしょうがないでしょ。そっちの方に気持ちが向いてしまうの。自分の老いぼれた母親なんてどうでも良くなるらしいよ。そうなってしまう背景もあるでしょうけど。あと、嫁さんがいると気を使う。実家とはいえ帰りにくくなるみたい。」

おお、そうなのか!なんだか長年の疑問が晴れたような気分。

古いものよりは新しいものの方に価値を感じるものらしい。

 

うちは息子二人、実にそっけない関係性だけど、昨年帰って来てくれた夫が私に構ってくれてるから、それで満足してるんだなぁと思った。

夫婦の関係も、例えば過去に実家の事をボロクソに言われたり、大事な時に何もしてもらえなかったりすると、積年の恨みが募ってしまうものらしい。

なるほど、なるほど、と頷く私。

そういう目で改めて周囲を見つめてみると、色々な疑問が晴れてくる。面白い。

今時の若い者は

私は1963年12月生まれ。「新人類」と言われた世代である。

「今時の若い者は!」とさんざん言われて育った世代だ。オタク第一世代でもあるらしい。

バブル景気の頃に社会人として働き、週末はディスコで踊りブランド品を買い集めたりして、豊かな時代だった。とはいうものの、私はもともと地味な人間なので、そんなに派手ではなかった。

「ネアカ」「ネクラ」「アッシー」「メッシー」なんて言葉も流行ったなぁ。

「結婚したら家庭に入って専業主婦」という人が多かったのが私たちより上の世代。男女雇用機会均等法が出来て、「キャリアウーマン」が増え始めたのもこの世代だった。

 

うちの息子たちは年子で1991年、1992年生まれである。

いわゆる「ゆとり世代」だ。長男が小4から小6までPTAの役員をやっていたので、ゆとり教育が導入されていく様をリアルタイムで経験していた。

総合学習の時間が時間割に組み込まれて、週休二日になってetc。制度が変わったための変化なのに、やたらと「ゆとり世代だから」と言われてちょっと気の毒である。

☆   ☆   ☆ 

数日前、パート仲間2人と晩御飯を食べに行った。「女子会」というのは気恥ずかしいので、「おばさん食事会」である。

2人にとって多事多難な一年で集まったのは8ヵ月ぶり。職場のことから家庭のことまで、話題は盛りだくさんだった。

 

「まったく今時の若いものは!」「最近の若い男って!」

そんなセリフが2人の口から相次いで飛び出して、「そんな言葉が口から出るようになったら老化現象だよ。」と思わず言ってしまった。2人とも子供は娘1人。

 

「私は若い頃、男の友達が多かったの。最近の若い男って、どうしてああなの?草食系だか植物系だか知らないけど、全然ガッツがないっていうか。頼りないし、フワフワしてるし。」

「そうよ、そうよ。私たちが若い頃の男って、もっとガツガツしていたっていうか。女性にも積極的だったよね。変にしつこいとストーカーだと思われるとか、セクハラとか言われると困るとか、そういうのがあるのかしら?」

2人で盛り上がっていたが、男の子2人の母親である私は複雑だ。

「そうかな。長男はいつも彼女がいるし、次男も好きな子には告白したり、付き合ったりもしてるみたいだし。そんなに全員が大人しくて草食系だとも思えないけどね。」

「若い頃、2人の周りには似たようなタイプが集まったんじゃない?類は友を呼んだんじゃない?だから、ガツガツした積極的な男の人が寄ってきたとか。」

私は頑張って反論してみた。

 

2人が感じてることは、あくまでも「娘の母親という立場から見た最近の若い男性論」だなぁ、と思った。

 

「うちの娘、今の彼氏とはとっても仲良くて結婚しそうなんだけど、彼氏のお母さんが息子ベッタリ過ぎてねぇ。結婚して一年は2人で生活していいけど、その後は同居してほしいと言われてて。娘は絶対嫌だと言ってるの。」とOさん。彼氏は一人息子。Oさんの所も一人娘。私から見るとどちらも子離れしてない感じだ。

 

Aさんの所は結婚当初から姑と同居して、今は病気療養中の姑にかなり振り回されて苦労してるので、娘にはそんな苦労はさせたくない、と思ってる様子。

結婚前、姑が重い病気で倒れて同居せざるを得なかった。しかも、ご主人が3歳の時に親は離婚していて、母子家庭で女手一つで子供2人育て上げたので、「私の面倒を見るのは当然でしょ。」という姑だったそう。

 

橋田壽賀子ドラマの世界である。私なら結婚前に全力で逃げ出す。うちの母の苦労を見てきたので、そんな人生はまっぴらごめんである。しかし、そんな事を口に出したら、Aさんの人生を否定する事になってしまう。

 

自分だったらそうはならないだろうな、という話を聞くのは面白いが、価値観は全然違うのを再認識した。

買って良かった!充電式エコ湯たんぽ

寒がりで冷えると下痢しやすくなる私。

今年の冬はあったかく過ごそう、と探し回ってこちらを購入した。

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エコ湯たんぽ Toyuugo

充電式、蓄熱タイプ。Amazonで2337円が10月末のタイムセールで1651円だった。

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充電中はこんな感じ。15分で充電出来て寝てる間ずっと暖かい。

カバーの間に手を入れて温めるとぬくぬくして気持ち良い。全身の血行が良くなり、ぐっすり眠れる。

カバーもふわふわしていて触り心地が良い。

もっと早く買えば良かったなぁ。似たような商品はたくさん出回ってるようなので、メーカーにこだわらなくても良さそうな気がする。私はAmazonポイントで買えたので、さらにお得だった。

良い買い物だった。

 

107歳の大往生

昨日の昼、夫の兄から連絡があった。

「Kばあちゃん(姑の母)が亡くなった。107歳。28日お通夜で29日葬儀とのことだ。」

Kばあちゃんは苫小牧在住。夫は兄、妹と連絡を取り合い、航空券を予約したりホテルを取ったりとてんやわんや。

「あまり苦しまなかったらしいよ。眠るように息を引き取ったらしい。しかしなぁ、107歳だってよ!スゴイよなぁ。悲しみとか、そんなのないな。良く頑張ったよな、オイ、って感じだよ。楽しみなんて言ったらいけないけど、久しぶりに親戚が集まって、従兄弟たちと会うのも久しぶりだしなぁ。」と義兄。声が明るかった。

 

Kばあちゃんの伝説はたくさんある。

姑が脳梗塞で倒れて左半身麻痺になった時も、駆けつけて看病してくれたのはKばあちゃんだった。当時95歳くらいだったらしい。

苫小牧から帯広まで一人で電車を乗り継いでやってきて、小柄な体にリュックを背負っていた。そのリュックが荷物パンパンで義兄がビックリするくらい重かったらしい。

気が強くてタフで優しくて。良く気がつく人で働き者。まったくボケてなくて耳もしっかり聞こえていた。

 

rosa8719.hatenablog.com

 うちの息子たちが3歳と4歳くらいの夏休み、帯広で3家族合同でキャンプをしたことがあった。その時にKばあちゃんも参加していた。

「私が若かった頃は北海道開拓時代で、毎日がキャンプみたいなものだったよ。」なんて話をしてくれた。

そのキャンプ中に長男が発熱し、肺炎で急遽入院するという騒動があった。もともと調子が悪かったのを無理やり連れてきたということもあり、夫と私が口論になった。

それをじーっと見ていたKばあちゃん。あとでそっと、「◯◯(夫の名前)のRosaさんに対するあの言い方は良くないよね。私があとでちゃんと言ってあげるわ!」と私に言ってくれた。心がふわっと暖かくなった。優しいのだ。

 

うちの姑は長女で下に弟が4人いる。妹1人は病気で亡くなった。それぞれに子供がいて、その子供にも子供がいて。

うちの息子たちはひ孫になる。義兄と義妹の所には孫もいるから、つまりKばあちゃんからすると玄孫?玄孫は何人いるのだろう。

さすがに107歳まで生きるってスゴイことだ。見事な人生だったなぁと思う。