rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

新人さんが入って来た。でも、また一人辞めて行く。

3月頃、見た目からはとても68才には見えないKさん(男性)が、パート先の職場に入って来た。

いわゆるイケオジ?気さくで明るい人柄で、店長も社員さんも大いに期待していたが、3ヵ月持たずに辞めて行った。

ウチの職場は「あまり忙しそうじゃないし、ラクに働けそう」に見えるらしく、実際働いてみて、思ったより大変で辞めて行く人が多いのだ。

あるお客様からKさんに対してクレームをいただき、私が丁寧に謝ったがなかなか怒りが収まらない、ということがあった。

「なんなんだよ、あのオジサンは!?ヘラヘラして。」と、調子の良さが逆にイライラを招いたようだった。

Kさんはレジを打つのも初めてで、電子マネーQRコード決済などにも手こずっていた。見た目が若いからといって、覚えるのが得意ということでもなかった。

 

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1ヵ月ほど前に61才男性のSさんがパートとして採用された。

Kさんのこともあり周囲はさほど期待していなかったが、口数少なく黙々と仕事をこなすタイプで、「レジは以前似たようなことを仕事でやっていたので。」とあっという間に習得。

ちょっとしたミスにも冷静に対処して、「いやー、ちょっとうろたえてしまいましたよ。」などとお客様と談笑する余裕も。

シニアなので週3日くらいの勤務だが、ありがたい存在である。

一緒に働いてみないとわからないものだ。

 

最近また一人、A君というフリーター男性が入って来た。しっかり働きたいとのことで7時間勤務。コンビニで働いた経験がありレジ業務はお手のもの。ぽっちゃりした人の良さそうな感じである。長く続けてくれれば良いな、と思う。

 

やり手の店長も異動してきて、今の副店長にさらにもう一人副店長が異動してくる、という話で、ウチの職場もこれで少し安泰か?と思っていたら、「実は...10月いっぱいで辞めることになりました。皆さんにはとても良くしていただいて、仕事的には全然不満もなかったんですが。」と話してくれたのはU君。

不登校高校生だったU君は、「環境を変えるのに働いてみるのもいいよ。」と医師からの紹介で遅番パートとして働くことになったのだ。

 

もともと優秀で細かいことにもよく気が付き、接客も丁寧で親切。そんなU君が学校にはうまく馴染めなかったなんて。戻ってみてもダメで、結局中退したらしかった。

「高校中退の僕を、親戚がやってる会社で正社員で雇ってくれることになったんです。このチャンスに賭けてみたくて。皆さんには申し訳ないんですが。」ということだった。

U君がやって来たのは2022年の秋頃。2年間一緒に働いたことになる。早いなぁ。

 

職場にとっては残念なことだけど、U君の人生にとっては重大なチャンスである。

頑張って!とみんなでエールを贈った。