rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

職場の平和はなぜかいつも続かない

万年人手不足状態のパート先の職場に、なぜか昨年夏から若い世代のパート採用が続いて、気がつけば高校生から20代前半の人たちが5人。しかも、みんな賢くて仕事の覚えも早い。

 

59才のオバサン(私)なんて、確実に親より年上でやりにくいはずなのに、みんな素直に話を聞いてくれる常識的な人たちだった。

 

ベテランにしか出来ない仕事もあるが、教えればその先の事はやってもらえるので、仕事は溜め込まずに進める事が出来た。

 

こんな平和な状況は久しぶりである。トラブルメーカーもいない。

 

パートのリーダーとして働いているOさんは、持病の悪化による手術入院のため、この1ヵ月仕事は休んでいた。その間、Oさんの次に勤務年数が多い私が代わりのリーダーだった。

 

そのOさんも2月には職場復帰だ。「心配してたけど、何とか回せたね。良かった、良かった。」と、店長と喜んでいた所へOさんから電話があった。

 

店長から夕方、「rosaさん、ちょっとお話が。」と呼ばれて行ってみた。

 

「実はね。Oさんからの電話は、退職したいという事だったんだ。2月から復帰して元気に働いてもらえると思ってたんだけど。実家のお母さんにガンが見つかって。それがかなり大きいらしい。手術出来ないかも知れないって。お母さんはかなりショックを受けていて。お母さん、一人暮らしなんだってね。Oさんはお母さんのそばにいてあげたいらしくて。そう言われると、引き留める事も出来ないよね...。」

 

店長もショックを受けていた。誰かに話さないと頭の中を整理出来ないと思ったらしい。

「でも、Oさんのいないこの1ヵ月、何とかうまく回せたよね。このやり方で頑張るしかないよね。今の新人さんたち、よく頑張ってくれてるし。Oさんがいなくなったら、rosaさんがパートのトップとして頑張ってね。」

なんてことを言われた。

 

Oさんは仕事が出来る人だったので、抜けた穴はかなり大きい。私が代わりを務めるなんて無理だなぁ、とは思う。自分なりに仕事を回してやっていくしかない。

 

Oさんは60才。お父さんは10年くらい前に亡くなっていて、お母さんは一人暮らしだった。Oさんはお母さんの病院や買い物のために、片道1時間くらい掛けて毎週実家に通っていた。親孝行なのだ。

 

ここ数年は更年期で自分の体調もすぐれず、仕事中も辛そうにしている事が多かった。そこに来て、お母さんのガン(大腸がん)とは。

 

Oさんは義理父母もまだ健在だから、そちらの介護も関わってくると、なかなか大変そうである。

 

私も、父の末期癌が見つかってからの4ヵ月は大変だったなぁ、と過去を振り返っていた。母、弟、父と見送って、義母も見送って、今のところ私は介護問題は抱えてない。

これから介護が始まる人たちは大変である。