先週、仕事帰りの新人パートOさんが、「すみません。ちょっとお話が...。」と、社員さんを呼び止め、しばらく事務室で話し込んでいた。
Oさんが帰ったあとしばらくして、「お辞めになるそうですよ。」と社員さん。あらら、またか。Oさんは勤め始めて半年くらいになるだろうか。
仕事にも慣れて一人で任される場面も増えていたが、本人に取っては負担に感じていたようだ。「最近ちょっと暗いよね。」と心配する声をあちこちで聞いていたので、やっぱり...という感じ。
「社員が変わったタイミングで、辞めたいって言ってくる人は多いよ。」と社員さん。なるほど、情も移ってないし言いやすいんだろうな。翌月のシフトを組んでる時期ということもあり、12月いっぱいは勤めてくれるようだ。
新人さんが入って来ても、遅番と早番だと接点も少なく、仕事のフォローをする機会が少ない。人手不足ということもあり、シフトも最低の人数で回しているので、わからないことがあっても十分に教えてもらうことも出来ない。
コロナ禍になってからは、昼休憩も各自、自分の車で過ごすことが多いらしく、以前のように休憩室で話したりする機会は激減しているようだ。
Oさんはもともとあまり自分の話をしないタイプ。なので、心のうちを吐露するようなこともなかったらしい。
パートを辞めずに残ってる人たちを見回してみると、「自分の都合に合わせてシフトを組んでもらってる人は辞めない」という現実が見えてくる。
私を含めて古株は勤続13年と14年。他は勤続2年くらい。子供が幼稚園児なので3時間くらいしか働けず、土日は休み、月に15〜17日勤務の人。子供が二人いて土曜日は出勤で日曜日は毎回休み、月に17日勤務の人。こういう人たちは辞めない。それはそうだよなぁ。私もうらやましい。
Oさんは11月のシフトでは、土日ほとんど出番になっていた。子供がいないから、という理由で他の人たちの穴埋めにされたようだ。早番として採用されたものの、人がいないからという理由で、中番に入れられることも多かった。「なんで私ばっかり。」と思うのは当然のことだと思う。
6月に辞めたベテラン女性社員も、8月に辞めた新人女性社員も、結局はシフトの負担が重くのしかかって嫌になったのではないか、と私は思う。負担が掛かった人から辞めて行く。
時給がどうのこうのというよりは、シフトがほぼ自分の思い通りで働きやすい環境、という方が大事なのではないだろうか。子供が小さい人は、急な病気で休まないといけなくなっても大丈夫、とか。その分、他の人には負担が掛かることになるが。
パートが増えて人手不足解消して、「働くって楽しい♪」と思えるようになりたい。