rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

コロナ禍の冬 ドラマで心温まる 「姉ちゃんの恋人」

毎週火曜日になると、「あー、なんだろもう疲れたわー。もう今日は早く寝るよ。」と布団に直行するウチの夫。つまらないからドラマでも見るか、と何となく見始めたのが、「姉ちゃんの恋人」だった。(フジテレビ系火曜夜9時)

 

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安達桃子(有村架純)は、高校3年生のときに両親を事故で亡くし、大学進学を断念。それ以来、3人の弟たちを養うため、親戚の紹介で就職したホームセンターで働き始めて9年目の27歳。「あいつら幸せにするって決めたんで、私」ときっぱりと言い切る桃子は、それぞれ20歳、17歳、14歳となった弟たちの幸せを何よりも大切に考える一家の大黒柱として、辛い過去や日々の苦労を懸命に乗り越え、毎日を過ごしていた。

世の中の日常が大きく変わるなか、その影響を受けつつも、それなりに幸せな毎日を送っていた桃子。しかし、ハロウィーンからクリスマスに人々の興味が移ろい始める頃、偶然職場で出会った“吉岡さん(林遣都)”との恋によって、彼女の日常は大きく変わる。
少し年上でほほ笑みを絶やさない好青年の“吉岡さん”に、次第に心ひかれていく桃子だったが、彼には「ある秘密」があった…。

 

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この「吉岡真人の過去」と言うのがなかなか衝撃的な内容で、恋愛系のホームドラマだと思って軽い気持ちで見ていた私は仰天した。

 

当時の彼女と街を歩いている時に見知らぬ男たちに襲われ、彼女も乱暴されそうになり、必死に助けようとした真人は、側にあった木材で男たちを何度も殴りケガを負わせる。しかし、当時の彼女は「男たちに襲われそうになったことはない」と事実と異なる証言をして、そのために真人は懲役2年の刑を受けることになったのだ。

真人の両親は教員だったが、この事件のあと仕事を辞め、父親は自殺した。

 

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重すぎるでしょー!(◎_◎;)

いやはや、どうなるの、この2人!とハラハラドキドキしながら展開を見守る私。しかし、肝っ玉姉ちゃんの桃子はそんな事ではくじけなかった。

 

出てくる人たちがみんないい人ばかり。だけど現実はなかなか厳しい。生きていくのに辛いことも多い。キャストが見事にハマり役。

小池栄子さんは上手いなぁー。藤木直人さんとバーでデート中、お手洗いから戻ってくる時に、「あっぶねー、鼻毛出てたわ。あぶねー、あぶねー。」とブツブツ言ってて、思わず吹き出した。

桃子の3人の弟たちも良い感じだなぁー、藤木直人さんの笑顔が素敵だなぁー、奈緒さんカワイイなぁー、などと見ているうちに、あっという間に最終回。

 

働いてる舞台がホームセンターというのも身近に感じられて良かったし、ただの恋愛ドラマじゃない所が素敵だった。

 

コロナ禍の渦中にあって、心温まるドラマ。こんな素敵な作品を見られて嬉しかった。