rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

2014年を振り返る

今年1年の中で一番大きな出来事は、“弟の死”だった。

あまりに突然であまりにあっけなくて、「人ってこんなにあっけなく逝ってしまうものなの?」と思った。長年、弟と一緒に暮らしてきた父も、「前日の夜までは、いつもと変わらない様子だったのに。」と悲しみにくれていた。

意外だったのは、親族の突然死を経験している人が多かったこと。「実はうちの父親も。」「実は私の息子も。」という話をたくさん聞いた。人の命って儚いものなのだ。

自分が乳がんになってから、「いつ死んでも悔いないように生きて行こう!」と思ってきたのだが、その思いをますます強くした出来事だった。

父と私、二人だけになってしまった。小さい頃は祖父母も同居の6人家族だったのに。何とも寂しいものである。来年も、父の所にはちょこちょこ顔を出して、実家の片付けと掃除に励み、美味しいものも作ってあげたいと思う。

仕事(と言ってもパートだが)は、働き始めてから今年が一番厳しく辛い1年だった。

消費税増税のための値札の貼り変え作業もあったし、年初からの遅番問題も深刻だった。まさか、自分が遅番を引き受けることで解決するなんて、まったく想像も出来なかった。帰りの車の中で涙がこぼれたこともあったし、初めて本気で辞めることも考えたりしたなあ。

7月に大視察団がやってくる、というので、その対策のために残業の日々が続いた。へとへとヨレヨレで、「何とか終わった。やれやれ。」と思った矢先の“弟の死”だった。

昨年の年末年始は夫と私と二男で、長男のアパートの大掃除と片付けを頑張った。長男の生活環境が整い、大学に復学して学業にも専念することが出来、何とか順調に行っている様子。親子関係も改善され、まめに連絡を取り合えるようになった。

10月、夫が東京に転勤になった。すると長男から、「うちの彼女にぜひ会って欲しい。」と連絡があり、3人でご対面。とても感じの良い素敵な彼女さんだったそうだ。片付けられない長男にしては、お手柄である。

二男は大学三年生。最近は遅番のアルバイトも始めて、学業に趣味に仕事に頑張っている。理系クンにしては人とのコミュニケーションを取るのが好きな方のようで、友達が多いようだ。交友関係が広くていいな、と思う。

そう、“友達”。今年の私のキーワードはこれかな?

先日も年賀欠礼のハガキを出したら、「弟さん、どうしたの?何があったの?」と連絡をくれた友達が数人。そんなこんなで他の友人達ともメールのやりとりをして、「来年は絶対に会おうね!」と約束をした。

子育てが一段落して、ふと昔の友人達に会いたくなる年頃なのかも知れない。

電話やメールで心温まるやりとりが出来る大切な友達もいて、私は本当に幸せものだな、と思う。

自分の身の周りの人たちを大切にして、来年も過ごして行こうと思う。