パート仲間Aちゃんと今期のドラマについて話していて、「私は断然、『凪のお暇』が面白いと思う。」と言ったら、「えーっ、あの黒木華さんがクリンクリン頭にしてるドラマ⁉︎ふーん・・・。」という薄い反応だった。
彼女は「私は『偽装不倫』を観てるわ。面白い!」とのこと。私は偽装不倫には大して興味もなく、途中で観るのをやめたりしていた。
人それぞれ、刺さってくる所が違うものだな、と思う。
「凪のお暇」は数々の漫画賞などを受賞した名作で、ドラマ化される前から興味を持っていた。
(Wikipediaより引用させていただきました↓)
節約が趣味の28歳OLの主人公・大島凪は、常に空気を読んで周囲に合わせて目立たず謙虚に振る舞い、くせ毛を時間をかけてストレートに整えるなど女子力の高い自分を作り上げていた。ある日、凪を蔑む同僚たちの陰口を知り、さらに隠れて交際している慎二が性行為目当ての旨を彼の同僚らに話しているのを目撃し、過呼吸で倒れる。以後、会社を辞め、家財を処分し都心から郊外へ転居、全ての人間関係を断ち切った凪は、ゼロから新しい生活を始める。
大島凪の人生リセット物語。
自分の人生を一度ぶっ壊して、ゼロから再出発するようなストーリーが私は結構好きだ。自立しようともがいたり苦しんだり。六畳一間の何もないボロアパートから始めようとする所も。
(画像お借りしました)
凪を取り巻く周囲の人たちも、それぞれに心に深い傷があってもがいてる感じがいい。
高橋一生さん演じる元彼の慎二はエリートだけどモラハラ男。しかし、凪に別れを告げられた時には、ショックのあまり大号泣。人目もはばからず泣いて歩いていた。
実家は傍目からは理想的な家庭と思われているが、実は父母の仲が最悪で崩壊寸前。慎二の心も危うい感じなのだろう。
中村倫也さん演じる隣人の安良城ゴンは、超絶優しい自由人だけど、他人との距離感がおかしい。親しくなった女の子にやたらと、「綺麗だよ」「カワイイね」「面白い」を連発し、すぐに深い関係になる。「メンヘラ製造機」と揶揄されるほど中毒性がある危険な男。
深い関係になったものの、自分から別れを切り出した凪と、凪に恋心を感じ始めたゴン。二人の関係はこの先どんな風に展開していくのか。
ボロアパートの隣人、シングルマザーの吉田羊さんと娘のうららちゃんも素敵なキャラクターだし、三田佳子さんがまたまたいい味出してる。
ハローワークで知り合った、超高学歴な坂本さんも。
女性の社会特有の「空気を読む」という感覚も非常にうまく描かれていると思う。シングルマザーをランチに呼んで、それとなくマウンティングしたり。あるあるだなぁ、と感じた。
金曜日の夜が楽しみだ。