rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

一人暮らし2週間

一人暮らしを始めて2週間経った。

思ったほど寂しくない。生活も変わらない。そりゃそうだ。夫とは毎晩スカイプで連絡取り合ってるし、長男からも次男からもLINEでちょくちょく連絡が来る。便利な時代になったものである。

引っ越し直後、次男から「どうしよう。小さな冷蔵庫もついてるし、照明もカーテンもついてるよ。そんな話、聞いてなかった・・・。」と部屋の写真つきでLINEが来た。不動産屋さんは親切丁寧に部屋の間取りや寸法まで教えてくれたのに。冷蔵庫、照明、カーテン、ちゃんと用意したのになぁ。

「小さい冷蔵庫は電気いれないで物入れとして使ったら?カーテンは自分が用意したのをつけて、引っ越しの時に元に戻すといいよ。照明もね。」「分かった。そうする。」となった。

数日後、今度は「お母さん、大変だよ。生ごみを袋に入れて放置してたら、フローリングに臭いがついて、なかなか取れない!どうすりゃいいんだ。」と次男。LINEのあと、フタ付きのゴミ箱を買いに走った。ファブリーズして様子を見るという。

いろいろ予測出来ない事態に遭遇しつつも、なんだか楽しそう。着々と自分の城を築いていってるようだ。

長男からは電話が来た。「母ちゃん。俺のマイナンバーカードってどうしたっけ?あと年金手帳は?この頃、身分証の提示を求められることが多くってさ。」「マイナンバーカードはまだ作ってないでしょ?マイナンバーと年金手帳は渡したよ。こんなこともあろうかと、コピー取って保存してたわよ。」
「おっ、助かる〜。ありがとう。マイナンバー、役所に申請しに行くよ。年金手帳も番号がわかれば大丈夫だから。」片づけられない長男にしては、なかなか前向きな行動だ。

「少し時間に余裕が出来たから、身の回りのことを片づけてたんだ。本も全部電子書籍にしたし。片付けが苦手だから、管理できる程度にモノを減らそうと思って、バンバン捨ててる。」と長男。意識が変わっただけでも、すごい進歩である。人って変われるんだな、と思った。

数日前、同じく一人暮らしが始まった友人とランチに行った。

「すごく寂しくなるかな?と思ったけど、そうでもなかったわ。生活はそんなに変わらない。私はいろんな友達とランチはあちこちに食べに行ってて、夜は家で食べてる。でもさー、なんていうか、張り合いがないのよねー。やる気が出ないの。rosaさんに会ってやる気をもらおうと思ったのよ。」「いやいや、私そんなにやる気マンマンなタイプじゃないよー。」なんて話になり。

「もう何もしたくなくて、お弁当二つ買って一つを冷凍したわ。」「わかるわ。私も何か作って二日がかりで食べたりしてる。作り置きおかずにしておいしいものと、すぐにパッと食べたほうがおいしいものと、いろいろだよね。」「やっぱりさ、息子に食べさせたくて、今までいろいろ料理してたんだよね。自分のためだけだと、なかなか、ね。」「でも、あんまり手抜きしすぎると、それはそれでつまらないよね。」と盛り上がった。

友人の息子さんは新入社員として一年間他県で研修を受け、一年後にはこちらに戻って来る。私は夫が定年間近で「もう単身赴任は嫌だ」と言ってるので、ボチボチ戻って来そうな感じ。二人とも期間限定の一人暮らしになりそうなのだ。

しかし、誰だっていつかは一人暮らしになるかも知れないわけで。なかなか貴重な経験。一人暮らしを楽しんでみたい。