rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

誰でも悩む介護問題

特別養護老人ホーム入居中の義母(姑)の具合が良くない、と義兄から夫にメールで連絡があったのは昨年の12月だったと思う。

夏頃からなのか、元気がなく食欲もなくなり、口から食べられなくなり、栄養剤の点滴でなんとかしのいでいるが、医師からは胃ろう(胃に穴を開けてそこから栄養剤を注入する)を勧められて迷っている、とのこと。

突然聞いてびっくりした。義兄も夫も、自分の方から積極的にコミュニケーションを取る方ではないのだが、メールだけだと実際の様子がまるで伝わってこない。

仕事をしながらずっと1人暮らしを続けてきた姑が脳梗塞で倒れたのは、5年くらい前だったと思う。

よく動く人だったのに体の左側が麻痺してしまった。辛いリハビリに耐え、車椅子を使って一人でトイレにも行けるくらいまで回復。

しかし、さすがに気丈な姑もすっかり弱気になってしまったようで、義兄夫婦との同居を強く望み、何度も何度も申し入れをしたらしい。それでも同居は叶わず(義姉が断固拒否)、義兄の手配で新築の素晴らしい環境の特別養護老人ホームに入居した。

一昨年の夏だったか、舌ガンが見つかり切除手術を受けた。その後遺症で味覚がなくなり、舌の動きも悪くなり、話しづらいなどの症状があったようだ。それが今回食べられなくなったことにつながっているのか、義兄の話からだけでは判断出来なかった。

最近の姑は、胃ろうではなく、経鼻チューブ(鼻から胃にとおす)で栄養剤を注入されてるようである。それが非常に苦痛であるらしく、鬱状態になってるとのこと。

「こんな姿になってまで生きていたくない。」と、義兄に悪態をつきまくってるらしい。

あれが出来ない、これが出来ない、という話しばかりするので、義兄がいろいろ出来そうなことをすすめると、「そんなことしたって何になる!」と食ってかかる。

義兄は、「わりと顔色もいいし、体もものすごく痩せ細ってるわけでもないし、経鼻チューブで栄養もちゃんととれてるようなのに。困ったものです。」とメールに書いていた。手を焼いているようである。その気持ちもわからないではないが。

頭がはっきりしている状態なのに自分の口から食事がとれないというのは、かなりの苦痛だと思う。顔色もよく痩せてなくても、本人からしたら地獄の苦しみかも知れない。

自分が姑の立場だったら、息子にこんな風に思われてるとしたら、とっても悲しい!!!と思う。なんとかもうちょっと姑の辛い気持ちに寄り添って、少しでも苦痛を和らげることが出来ないものだろうか。

ダンナさんが52才で亡くなり、それからずっと肝っ玉母さんとして一家を支えてきたのに。ダンナさんが病弱だったから、子供たちが小さい頃からずっと働き通しだったのに。さっぱりした気性の明るいお母さんなのに。

母親の立場からしたら、息子だけが頼りだろうに。姑は事あるごとに、「長男だから」と義兄を立てて来たのに。(私の夫は次男なので、悔しい思いもいっぱいしてるのだ。)

義兄の家族も、なんとか協力出来ないのかい!!と思ってしまう。

優しい姑にはとってもお世話になった。こんな時こそ何とかしたい。

しかし、私の住んでる所から北海道のO広市まで行くのが大変。飛行機で千歳空港まで行き、そこから特急?で3時間近く掛かったような気がする。

次男の受験が終わってから、抗がん剤の治療が始まる前に。うーん、仕事の休みはどうやって取ろう?なかなか連続した休みを取りにくい状況である。通院その他でいろいろ休ませてもらってるし。

3人兄弟の真ん中の夫は現在京都にいる。末っ子の妹は千葉在住。なかなか思うように動けないのは、どこも一緒である。難しい問題だ。