rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

続・乳がん検診②

ここまでが長かった。

夫の会社の配偶者健診を受けたのが8月3日。その結果、乳がん検診で引っ掛かり、「要専門医受診」となったのだが、紹介状を依頼して専門医の予約を取って、と実に40日ほども掛かってしまった。

今日、ようやく専門医の所で診察を受けてきた。しかし、乳腺外科は混んでいる。予約を入れたにも関わらず、かなり待たされた。午後2時半の予約ですべて完了したのは午後4時だった。乳腺関係の患者さんは多いのだろうな。

まずはマンモグラフィ。乳房エックス線写真を撮る。技師がかなり年配の女性で、しかも上手で、カッコ良かった。

健診では、左右一枚ずつの撮影だったが、こちらは方向を変えて二枚ずつ撮った。

そこから医師の診察までが長かった。(1時間ほど待った)今度は超音波検査である。問診の後、超音波で丁寧にしこりを探す。

「今回、がんの疑いが少しある、ってことでね。マンモグラフィでも、石灰化がはっきり写ってましたのでね。そこの部分に細い注射針を入れて、細胞を採って検査しますよ。」と、医師が説明してくれた。かなり年配の信頼出来そうな雰囲気の医師である。

石灰化、というのを初めてまじまじと見た。確かに、そこの部分だけ、点々と白くなっている。

いわゆる、“細胞診”というやつか。しこりの部分を2ヵ所、丁寧にぐりぐりっと注射器で吸い取った。まさにそこ、という所をエコーで探し当てて採っていたので、うまく採れたと思う。

「かなり大きな乳房でしこりも硬くて、採るのが大変だった。エコーでもしこりの形がよく写らないし、場所も写りにくいところだしね。この検査の結果次第で、その後の治療方針も変わってきますが、もしかしたら、組織を取って調べる検査に進むかも知れません。その場合、ここでは出来ないので、大きな病院を紹介します。マンモグラフィで乳房をはさんだままの状態で、しこりの部分を特定して麻酔をし、太い注射針で組織を吸い取ります。まずは、今日のところは、第一段階、というところだからね。」

と、医師はわかりやすく説明してくれた。

あぁ、もしかしたら癌かも知れないんだな、とは思ったものの、ここまでくれば「ちゃんと治療しなきゃ。」という方向に心は向かうのだから不思議だ。診察を受けるまでの、「何にもしてないんだけど、やたら不安」というのよりはずっとましだ。

50代〜60代くらいの人が、看護師さんに大きな病院の予約を取ってもらっていた。不思議と暗くなくて、前向きで元気な声だった。

私のように細胞診の結果連絡の話をされてた人もいた。いろいろなんだな。

しこりは果たして良性なのか悪性なのか?今後の治療はどんな風に進んでいくのか?ここまで来ると、正体を知りたくなる。

真実は一つだけ、なのだ。