rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

久しぶりに腹が立った

夫は20日手術、22日退院。その後3日間ほど様子を見て、大丈夫そうなので昨日帰ってきた。8泊9日の滞在だった。

私は最近では人間関係で落ち込むこともケンカすることもほとんどないのだが、今回は非常に腹が立って夫と久しぶりにケンカしてしまった。

入院中に「◯◯(長男)から電話とかあるか?」と夫から聞かれた。
「iphonなくして届出したらしいけど、まだ見つかってないって。だから電話ではしばらく話してないよ。パソコンいつも持ち歩いてるみたいだから、PCにメールすればすぐに返事来るわよ。」「オレがメールしても全然返事来ないよ。」「そう?わりとすぐ来るけど。」「・・・」
この時から夫はモヤモヤしていたようだ。

思えば最初に夫が入院した5月。私と長男がフェイスブックのことでモメたのも、元々は夫が見てびっくりして私にいろいろ言ってきたことが発端だった。女の子たちの大量の写真は、サイト作りのモデルとして撮影したものだったらしい。いちいち大騒ぎする必要もなかった。

長男との関係が改善されてからは、メールのやりとりも普通に出来ていたのでそれでよし、と思っていた。男の子だし仕事も多忙を極めてるし、一人前の大人なのだ。長男がやりたいようにやればいいので、私があれこれ言うこともない。

24日(土)の早朝4時ころ。
ちょっと目が覚めかけたところに、夫がいきなり話し掛けてきた。
「◯◯(長男)はどうして全然連絡をよこさないんだ!!メール送っても返事もくれないし。人のことを何だと思ってるんだ!会社に提出する書類があるから連絡しろ、ってしばらく前から言ってるのに。保険証も失くしてからどうしたんだか。早く警察署に紛失届ださないと。それからじゃないと会社に再発行のお願いも出来ないのに。困るんだよ!」(ええーっ、何をいきなり怒ってるの?)半分寝ている私はわけがわからない。

「もう、あいつの学費は出さなくていい!一切の金を打ち切れ。もう縁が切れても知らん。甘やかしすぎなんだよ!」と、夫は一人でヒートアップ。「ちょっと待ってよ。そんなことしたら逆効果でしょ?それやっちゃったら、もう本当に連絡が取れなくなっちゃうよ。一生懸命仕事もしながら大学行ってるのに。自分で稼いで頑張ってるのに、どこが甘やかしよ?」必死に止める私。一番困る所を絶ってこらしめよう、なんて。そんなことしたらますますこじれてしまう。

「早く◯◯に連絡してくれ。」というので、早朝4時に起きて長男にメールした。すっかり頭が冴えて目が覚めてしまった私。少ししてまた眠りについた夫。

腹立つ〜〜!!o(`Д´*)o

この日はどうにも怒りが収まらず、「私、ちょっと散歩してくる。」と部屋を飛び出した(←現実逃避型ww)前日に外出した時にブックオフを発見していたので、そこで2時間ほど時間を潰した。途中、夫からメール。「これから会社行ってくるわ。コーヒー豆、挽いておいたから飲んで。」夫の優しさではあるが、私は(フン、何よ!)てな感じである。気が強いわぁ〜。

夕方、夫が戻ってきていつもどおりに二人で夕食。しかし、私の嫌な気分は消えなかった。こういうの、久しぶりだなぁ。ケンカするのも、嫌な気分になるのも、なかなかムカムカが収まらないのも。病後だし、もし自分が深刻な病気だったら?と思うと心配で心配でたまらなくなり、愛情の裏返しに怒ってしまうのだろうな、と思うけど。感情がなかなかついて行かない。

ムカムカするので、「私、帰る!」と言ったら、「おう、帰れ、帰れ!」と言われた。「だけど、航空機のチケットなんて、そんなカンタンに取れないぞ。どうするんだ?」と夫。今回、入院がどの程度になるのか予想がつかなかったので、帰りの分は予約していなかった。連休中ということもありやはり難しかった。「すみません。チケットが取れないので、もう1日泊めてください。」と夫にお願いし、「おう、いいぞ。」と泊めてもらい、月曜日の昼の便で帰って来た。

長男からは昼頃にメールの返事がきていた。
「忙しくて連絡出来なくてごめんなさい。札幌にもなかなか行けそうにありません。父ちゃんの病理検査の結果が出たらすぐに教えてください。」とのこと。手術前後もメールで連絡は取っていて、夫のことをとても心配していた。夫と長男のコミュニケーション不全なのである。

翌日は気持ちを切り替えて楽しく過ごすことにした。私が悪かったわけではないけれど、嫌な気分で1日を潰してしまうのはもったいない。夜になって、夫のPCに長男からの声。Skypeで呼ばれたのだ。「父ちゃん?ごめんね。全然連絡しなくって。」「おおっ、◯◯か。久しぶりだな〜。」会話すること50分あまり。長男は優しい子なのであまり心配することもないのだけど、夫はとにかく心配な様子。たっぷり会話出来て、夫もほっこりしたようだ。

良かった。夫と長男の関係を改善しておかないと、と思っていたが、こんなに早く連絡が取れるとは思ってもみなかった。私もようやく温かい気持ちになって自宅に帰ることが出来た。