rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

今年ハマったもの・中島みゆき

10月末の土曜日の朝、「佐和子の部屋」を見ていたら、ゲストのキムラ緑子さんが「中島みゆきが好き」と語っていた。

ほう、中島みゆきか。私たちの世代だと、「あなたはユーミン派?中島みゆき派?」と二手に分かれていた。私はユーミン派。都会的でセンスが良くてカッコイイ。ユーミンは絶大な人気があった。中島みゆきは「失恋ソングの女王」と呼ばれ、その当時はあまり興味がなかったのだ。

Youtubeで聴いてみた。あら、名曲ぞろい。あの曲もこの曲も?ヒット曲連発してたんだな、と改めて驚いた。64才!!!外見も声もまったく衰えていないどころか、さらに磨きがかかってるようだ。

「ファイト!」を聴いた。なんなんだ、この曲は。心が揺さぶられて涙が止まらない。

銀の龍の背に乗って」「地上の星」「糸」「麦の歌」「荒野より」もう、大号泣。

この壮大な世界観はどこから来てるんだろう?「荒野より」なんて、亡き父のことを思い出してしまうし。

昨年、父が亡くなった直後。私は人前で泣くことが出来なかった。

もう治療のすべがない末期のガンと告知された時、かなり厳しい病状なのでホスピスを探しておいた方が良い、という話を聞いた時。一晩泣き明かしたこともあったので、亡くなった直後は逆に悲しみに浸ることが出来なかった。

たった一人の家族として、いきなり喪主をやらねばならず、「父が望んでいたようなお葬式をしてあげよう」という一心で、自分の悲しみは外側に追いやっていたのだと思う。

それが最近になって、心に大きな穴が開いてるような感じがして、妙に寂しくなることがあった。そこへ沁み込んだのが中島みゆきの曲である。

涙を流すと脳から分泌されるホルモンの「プロラクチン」や、副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」などが分泌され、悲しみを癒してくれるそうだ。まさに今の私だな。泣くことでスッキリするのだそうだ。

こんな癒され方もあったのね。

Youtube見てると、中島みゆきのファンがアップすると数日して削除され、でも数日後にまたアップされ、と繰り返しになってるようだ。これもなかなか面白い。