それは今朝、朝ご飯を食べてボケーっとしている時のことだった。
夫はテレビのニュースを消して、ネットニュースを見ていた。「えっ?よくわかんないな。」と言って、何度も同じ所を見直している。電車内で喫煙しているのを注意したら暴行され逮捕された、とかいう事件だった。
「喫煙してたのは高校生で、暴行したのはこの従業員(ホスト?)なんでしょ。なんで分からないの?」「いや違うだろ。喫煙していたのは従業員で、注意した高校生が暴行されたんだ!」とまあ、私も適当に聞いていたので、間違っていた。夫が正解だった。
「なんなんだよ、自信たっぷりに言い切っただろ?強い口調で!」「わかりにくいニュースだったから、伝え方がおかしい、と同調して欲しかったのに。」と夫はプンプン怒ってる。
私は、「そんなのどうでもいいよ〜。そんなに真剣にニュース聞いてなかったし。」と反論した。すると、それが気に入らなかったようで、怒る怒る。
私は別に普通に思ったことを言っただけなのに、すごく強い口調に感じられて、自信たっぷりなのが面白くない、というわけだ。こんなことで早朝から怒られまくる私。朝ご飯食べ終わったところで、頭も全然回ってないのに。とほほ。
夫はどうしてこんなに最近怒ってばかりいるのだろう。私は、そんなにひどく怒られるほど、悪いことをしているのか。まったく納得いかない。
☆ ☆ ☆
少しすると夫が様子を見に来た。
「あーっ、まだ怒ってるー。」とか何とか言って、なだめようとしているようだが、私の悲しい気持ちは変わらなかった。怒ってスッキリしたらしく、いつまでも私が怒ってるのが良くない、とか何とか言ってくる。もう、なんなのー。
イチャモンも八つ当たりも許し難い。イライラをぶつけられる方の気持ち、分からないのだろうか?
地雷がどこにあるのか全然分からない。家庭の中に地雷が埋まってる、と思うと、全然ゆっくりした気持ちになれない。不意打ちどころの騒ぎじゃない。
定年した夫が、「家庭に居場所がない」と嘆く話をよく聞くが、居場所がないのは妻の方じゃないの!
こういう時に、ちょっと寄り道して美味しいコーヒーやスイーツを楽しんだり、ちょっと一杯引っ掛けたり、本屋さんをぶらぶらしたり。自分を取り戻す素敵な場所を、たくさん作っておかないとなー、と思った。
(うちの庭の紫陽花は今が見頃)