このご時世。
どこの会社でも新入社員の退職や、鬱になって休職する人が多いようだ。
私のパート先でも、とある店舗の社員が突然出勤しなくなり、急に退職することになったらしい。それに伴って、大慌てで転勤の辞令が出た。
私のパート先では、昭和のモーレツ社員さんが異動することになった。今まで一人でヒイヒイ言いながら、「もうシフトを組むのは不可能です！」と人手不足を嘆いていたので、今度は社員が二人来ることになった。
その話を昨日聞いてびっくり。
社員Yさんは、13年前、私をこの店で採用してくれた人。あちこち転勤して回って、今回は古巣に戻る、と。
県を飛び越えて遠くの店舗への転勤も多かったが、コストカットなどで地元に戻されるケースも増えているようだ。
女性社員Rさんは、2年前までこの店で一緒に働いていた人。もともと転勤のないタイプの社員だったのに、近隣の店舗に異動になり、この度戻って来ることになった。
パートの古株3人にとっては、仕事を始めた頃に戻ったような顔ぶれなのだ。
懐かし〜い。と思いつつも、3人の胸の中には一抹の不安がよぎった。
待てよ、Yさんがいた頃って、何かとトラブルがあって全然平和な日々ではなかったな。最近のYさんにまつわる悪い噂も耳に入っていた。そういえば、Rさんとバトルしてたこともあったっけ。ううむ。雲行きは怪しい。
昭和のモーレツ社員さんは、海を飛び越えて地元近くの店舗へ異動になったらしい。お母さん一人を残して、コロナ禍もあってなかなか帰れなかったので、ようやく親孝行出来そう、とのこと。
モーレツ社員なので、付いて行くのが大変で不平不満も多く出たけど、お陰で仕事の成果も出てきた所だった。1年間という短い期間で、成し遂げるのはやはり大変なのだろう。割と短いスパンで転勤して歩く人のようで、「必殺仕事人」か「お助けマン」か。
内示が出てから10日くらいで、新居も決めて引っ越しもしなければいけないらしい。大変そう。夫の転勤の時は1ヶ月前には内示があったけど、今どきは本当に急ピッチなのだ。
社員が増えるので、私の土日祝日休みも少しもらえるらしい。少し余裕も出来るかな。
ご主人の仕事で転勤がないAさんは、モーレツ社員さんに向かって、「えー、飛ばされるんですか?」なんて言ってたけど。それは失礼だなぁ。転勤は結構楽しいのに。
変化が嫌いな人と、変化を楽しむ人って、二極化してるみたい。
