rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

次男の転職 失敗から学ぶこと

気がつけばもう12月。長男・次男と連絡を取ったのは1ヵ月半くらい前である。

さすがに息子たちは元気にしてるのか?と気になって来て、しびれを切らした夫が午前中に次男に電話した。コロナで東京は大変そう。第三波だ、医療崩壊目前だ、と聞けば、気になるのが親心。

 

「あっ、お父さん。重大ニュースがあるんだ。転職、決まったよ!いろいろ今まで心配掛けたけど、やっと。」晴れやかな次男の声が響いた。

 

2018年4月に就職した次男。希望に胸を膨らませて、張り切って働いてるとばかり思っていたのに、実は失敗の連続で苦闘する日々を送っていた。転職を考えていると知ったのは一年ほど経った頃。

 

ゴールデンウィークに帰って来た長男からも話を聞いて、なかなか深刻に悩んでいる様子が伺えた。

 

次男は「第二新卒の制度を利用して転職したい。会社を辞めたい。」と上司に言ったものの、引き止められて他の部署への異動が決まり、そこでは以前より楽しく仕事に取り組めるようになったとのこと。

 

そこへ来てのこのコロナ、である。4月からはずっとリモートワーク。6月まで、という話だったのに、いつまでも続くリモートワーク。

挙げ句の果ては、「家賃補助3万円」が「業績悪化のため、急遽、打ち切り」となった。

「このままその会社に居たらマズい。ただの、運の悪い人になっちゃうよ。今のうちに転職を考えた方がいいよ。」という長男のアドバイスもあり、リモートワークしながら活動を始めたのだ。

 

私たち夫婦が驚いたのは、兄弟で連絡を取り合って、この苦境をちゃんと乗り越えたということ。次男が自分の悩みをオープンにして助けを求め、自分なりに進むべき道を模索したことと、長男がそれに答えてしっかりとアドバイスしたこと。こんなに面倒見が良いとは思わなかった。

 

「エージェントに、こんなコロナの時代だから50社くらい受けてもらう、と言われて、本当に50社にエントリーシート送った。書類選考で通るのは10%くらいと言われたけど、俺は30%くらい通った。最終の面接まで行けたのは17社。やっぱりコロナだから、どこの会社も採用は控えているようで厳しかった。その中から、ようやく決まったよ!」

次男、嬉しそうである。

 

今現在、かなりオシャレな街に住んでいて家賃も高い。家賃が高いとマジ大変、と学んだらしく、浅草方面に引越しするのだそうだ。

 

浅草、いいなぁ。夫が単身赴任していた頃、浅草や上野のあたりによく遊びに行った。東京の下町は良いなぁ、なんて話で盛り上がった。

 

会社には辞表を提出し、今は有給休暇の消化中。転職した会社には1月の正月明けから出社する。引越しもあって忙しそう。

 

「お金は大丈夫なの?」

「大丈夫。引越し費用とか、いろいろ考えて準備していた。家賃が高かったから、貯金は出来なかったけど。リモートワーク中に料理が得意になって。何でも作れるよ。自炊したら食費が月2万円くらいになった。」

おお、すごい!親に負担掛けずにちゃんとやれてる。感動。ww

 

うちは長男も次男も、得意なことと苦手なことがとってもハッキリしていて、自分に合わない所に行くと、ことごとく失敗してしまうタイプ。

失敗から学ぶことって、ものすごく大切。

実はこの2年ちょっとの間、ずーっと心配していたことだったので。今夜は気持ちがホッカホカ。良かった、良かった。