56才の私と62才の夫はもうすでに「老後の夫婦」。
長男と次男はすでに独立して東京で暮らしている。コロナ禍のご時世では、会う事もなかなか難しい。
夫は定年後再雇用で働いていて、土日祝日は休み。私は仕事柄なかなか週末休みは取れず、11月に休日が一緒なのは今日だけ。サービス業は人手不足で大変なのだ。
休日は朝早くから準備して、山へ行ったり、海へ行ったり、ドライブを楽しんだり。
ちなみに、週末に私が仕事の時は「夕食は各自、自分で好きな物を。」という取り決めになっている。
外出好きで多趣味な夫から、「週末くらい自分の好きな物を好きな時間に食べたい。」という事で提案があったのだ。私としては願ったり叶ったり!週末は買い物もせずにのんびり過ごして仕事に行ける。実にありがたくて助かる。
「私は貧乏メシを極める。家にある物で適当に食べる。」「俺は普段食べられない脂ものを食べたい。」と各自それぞれ好きに食べてて平和である。
結局、時間に余裕がある夫の方が、気を使って買っておいてくれたり、作っておいてくれたりするので、私の方にメリットがあるようだ。
「本当にもう!名もなき家事ってやつ?いろいろあるから大変だわー。何もしない夫って困る。」と同僚の1人はいつもぼやいてるが、我が家は協力的な夫のお陰で、家事に関してはむしろ助かってるくらいである。
老後の生活がこんな風になるなんて。数年前の私には想像も出来なかった事だ。
弟が亡くなり、遠く離れて暮らす父がひとり暮らしになり、末期がんで亡くなって。実家の売却のために通い詰めて、実家が売れて、全ての片付けを夫の協力のもと終わらせて。
そして現在に至る。
息子たちには自由に生きて行ってほしい。そのためにも、私たち夫婦は協力し合いながら、健康で自立した暮らしを続けて行きたいと思っている。
これからも可能性を追求して行くぞ!